【絶対に押すなよ!】カリギュラ効果を解説したこの記事を見てはいけない【使える心理学】

心理学の応用
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知りたガリお
知りたガリお

ビジネスや人間関係、恋愛などに応用できる心理学のテクニックを知りたい。
カリギュラ効果の由来や意味をしりたい。
カリギュラ効果と心理的リアクタンスの違いは?

そんなあなたに向けた記事です。

カリギュラ効果はマーケティングで応用しやすいです。恋愛は…注意点がたくさんあります。

本記事は3分ぐらいで読めますので、ぜひ最後までお付き合いください。

✔本記事のテーマ

【絶対に押すなよ!】カリギュラ効果を解説したこの記事を見てはいけない【使える心理学】

✔本記事でわかること
  1. カリギュラ効果とは?
  2. カリギュラ効果の例と注意点

1.カリギュラ効果とは?

①カリギュラ効果の意味

カリギュラ効果とは、禁止や制限をかけられると、逆にそのことに興味や欲求を持ってしまう心理現象のことを指します。

ダチョウ倶楽部の「押すなよ、絶対に押すなよ!」や、鶴の恩返しの「絶対に中を覗かないで下さい」などが典型です。

カリギュラ効果を活用することで選択肢を限定することができます。例えばダチョウ倶楽部の例では、無視する、くすぐるなどたくさんの選択肢がありますが、「押す」という選択肢に限定されます。

このように選択肢が限られた状況下ではその選択肢にこだわってしまうことがあるため、カリギュラ効果は商品のマーケティングや政治的なキャンペーンなどに応用されることもあります。

②カリギュラ効果の由来

最も乱れていたとされるローマ皇帝を描いた、1980年のイタリア・アメリカ合作映画『カリギュラ』に由来します。

同作の描写は一部が過激であったため、アメリカではボストンなどの一部地域で公開禁止になったことで、かえって世間の話題をさらいました。

③関連用語「心理的リアクタンス」

カリギュラ効果と関連する用語に心理的リアクタンスがあります。

心理的リアクタンスとは、人が自由を制限されたときに、それに抵抗しようとする性質を指す心理学の概念です。

カリギュラ効果と心理的リアクタンスは異なる心理学用語ですが、関連性があります。

カリギュラ効果は、人が何かを禁止されると逆にそれをやってみたくなる心理傾向を指し、心理的リアクタンスは、自分の意見や行動などの自由が脅かされるとそれに抵抗する傾向を指します。

カリギュラ効果は「したい」、「したくない」に関わらず禁止されるとついやってしまう

心理的リアクタンスは「したい」ことを禁止されると反発してやってしまう

簡単に説明するとこんな感じでしょうか。

ガチホくん
ガチホくん

理解するのが難しいですよね。違いの説明も難しいです。似ている部分がたくさんあるけど、微妙にニュアンスが異なるぐらいに思っておいてください。

2.カリギュラ効果の例と注意点

①マーケティングでの応用例

カリギュラ効果をマーケティングに利用した例では、挑発的でネガティブな表現を用いて顧客を煽ることがあります。

また、数量限定、行動制限などを取り入れた例もあります。

以下に例を挙げます。

  • 心臓の弱い方はご遠慮ください。
  • 本気で人生を変えたい人以外は申し込まないでください。
  • 辛い物が苦手な人はご遠慮ください。
  • ほとんどの人がチャレンジに失敗します。 ※大食いチャレンジなど
  • 悪用厳禁、絶対にもてる心理学テクニック!
  • この商品はお一人様5個まで!

ガチホくん
ガチホくん

最後の例でいうと、本来3個でいいところ、つい5個買ってしまうことがあります。一度退店してから再び購入したり、家族を連れてわざわざ2組分購入したりするなどしてしまうかもしれません。

②恋愛での応用例

カリギュラ効果は恋愛での応用にも向いているという意見があるので念のため説明します。

イメージは『ロミオとジュリエット』や、ダスティ・ホフマンの出世作『卒業』などです。『卒業』は、花嫁を式場で略奪するシーンが有名ですね。

恋愛においては、両親に反対されればされるほど燃え上がるとか、秘密を共有すればするほど親密になるなどがカリギュラ効果の例でしょうか。

中二病でも患っていない限り、恋愛に応用しようとは思わないですよね。

以下に人間関係で使えるとよく言われる心理現象の記事を載せます。使うのは自由ですが、注意点は理解しておきたいものです。

すべての記事でマイナスの側面や注意点を記載しています。

③カリギュラ効果の注意点

「混ぜるな危険」と書いてあるからつい薬品を混ぜてしまった、「さわるな危険」と書いてあるからつい柵にさわって感電してしまった。

ありがちな事故ですね。

例えば幼児のように分別がついていない対象には、カリギュラ効果は危険を及ぼすリスクがあることを最後に注意喚起しておきます。

今回は以上です。

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