ハロー効果を恋愛に応用する方法を知りたい。
組み合わせることができるその他の心理効果を知りたい。
少しでも自分の印象を良いものにしたい。
そんなあなたに向けた、「ハロー効果」と「恋愛」に特化した記事です。
具体的には、ハロー効果を恋愛に取り入れる手法や組み合わせで効果が発動しやすい心理テクニックなどを紹介していきます。
まずはハロー効果について簡単に説明しますが、ハロー効果について詳しい方はいきなり第1章に進んでもらって大丈夫です。
ハロー効果とは、相手の特定の印象に引きずられてその他の部分も判断してしまう心理現象です。
例えば、笑顔が素敵な男性を見ると、エネルギッシュで活動的な印象を受けます。
ポジティブなハロー効果の一例です。
反対に暗い表情の男性を見ると、内向的で活動的ではない印象を受けます。
ネガティブなハロー効果の一例です。ネガティブなハロー効果を、ホーン効果といいます。
実際、笑顔が素敵でも活動的ではない人は五万といます。暗い表情でも実はスポーツマン。そんな人もいるでしょう。
しかし多くの人は、最初に飛び込んできた印象でその他の要素も判断しようとするのです。
ハロー効果において、重要になるのは最初の印象です。初対面で良い印象を与えると、その後の人間関係に好影響を与えるでしょう。
では、最初の印象が悪いとその後がまったくだめかというと、そんなことはありません。
良い印象をずっと抱いている場合より、悪い印象から良い印象に転じた場合の方が、むしろ良い評価につながることもあるのです。
このような心理現象はゲインロス効果の一側面です。
参考記事:【ハロー効果の真実】イケメンや美人は本当に得をするのか?
なので、今現在相手に悪い印象を与えていても諦める必要はなく、少しでも印象を良くするための努力や工夫が重要です。
印象を良くするための努力と言えば、身だしなみなど見た目に気を遣うことがありますが、本記事では工夫の部分を紹介したいと思います。
第1章ではその他の心理効果との組み合わせによるハロー効果の応用例を紹介します。
第2章では態度や言動による工夫を紹介します。
それでは始めます。
✔本記事のテーマ
【ハロー効果と恋愛】具体的な応用例や改善策のご提案【あなたにもできる工夫】
✔本記事でわかること
【ハロー効果と恋愛】初頭効果・アンカリング効果・ピグマリオン効果・ウィンザー効果・ザイアンス効果との組み合わせ手法の紹介/ハロー効果を最大限に発揮する工夫
✔ハロー効果に関連する記事
ハロー効果を恋愛へ応用する工夫
1.ハロー効果をその他の心理効果と組み合わせる方法
①初頭効果の活用
初頭効果とは、最初に提示された情報が記憶に残りやすいという心理現象です。
人の特徴は長期記憶に残りやすいので、相手に対して最初に与える印象が重要です。
初めて出会った人とのコミュニケーションでは、明るく親切な態度でポジティブなエネルギーを発することが重要です。
初めの印象が良い場合、その後の関係も好意的に進展する可能性が高まります。
②アンカリング効果の活用
アンカリング効果とは、特定情報がアンカーとなり、後の判断に影響を与えるという心理現象です。
恋愛においては、例えば香水がアンカーとなることがあります。楽しいときにかいだ香りを別の場面でかぐと、楽しい記憶が呼び起こされます。
最初の出会いのときに好印象を与えると同時に、何らかの印象的なアイテムを身に付けるようにするとよいでしょう。
③ピグマリオン効果の活用
ピグマリオン効果とは、高い期待によって人が良い方向に変化する心理現象です。
先生が生徒の能力を信じると、生徒の成績が向上するなどが典型例です。
パートナーに「きれい」「かわいい」などの言葉をかけると、相手がその言葉に反応してより一層きれいになることがあります。
ハロー効果のハローは後光という意味です。後光が差すように相手が輝くと、周囲の人間の評価が上がることが知られています。相手を輝かせるピグマリオン効果を活用しましょう。
④ウィンザー効果の活用
ウィンザー効果とは、本人からの情報より、利害関係に無い第三者からの情報のほうが信頼度が増すという心理現象のことです。
例えば、自分で「私は優しい」と言うより、第三者からあなたのことを「●●さんは優しい」と伝えた方が、信憑性が高くなるということです。
自分の印象を良くするために、共通の友人に協力してもらうのも一つの手です。
ハロー効果とウィンザー効果は評価や印象が関係する心理効果であるため、組み合わせの相性はとても良いです。
⑤ザイアンス効果の活用
ザイアンス効果とは、相手と繰り返し接触することで自分に対しての評価が高まっていく心理現象です。
ハロー効果は、最初の印象が相手の評価に影響を与えるものですが、最初の印象付けに失敗したからといって諦めてはいけません。
馴染みのお店の店員にいつしか好意を抱くように、単純接触を繰り返すことで自分の印象が少しずつ改善していくかもしれません。
ただし、ストーカーにならないように注意しましょう。
2.態度や言動を工夫してハロー効果を最大限に発揮する
①ポジティブな表現を心がける
相手が行った善意や努力に対して、感謝の気持ちや賞賛の言葉を積極的に表現するようにしましょう。
また、相手の意見に傾聴し、相手が悩んでいる場合は励ましや労いの言葉をかけるようにしましょう。
このような態度を示すことで、相手は自分が価値のある存在であると感じ、自己肯定感が向上します。
当然、相手の自己肯定感が高まっている状態の方が、あなたに対してポジティブな反応が返ってきやすくなります。
「ありがとう」、「頑張ったね」、「お疲れ様」、「きっとうまくいくよ」、「いいね」、「かわいい」、「素晴らしい」
ポジティブな表現を心がけるようにしましょう。
自己肯定感を下げる原因については、以下の記事を参考にしてください。
②共有体験をつくる
相手と共有できる楽しい経験を作ることで、相手との絆を深めることができます。
一緒に行くイベントや旅行、趣味の活動などの楽しい時間を共有することで、その思い出に触れる度に幸せな時間がよみがえってきます。
しかし、初対面に近い相手とはそのような共有体験はほとんどないでしょう。
その場合は、共通した過去の体験が無いかを探り、その話題で盛り上がるようにすると良い印象形成ができるでしょう。
相手との共通の話題は、親近感を醸成することにつながりますので、意識してみてください。
③自信を持つ
ハロー効果を発揮する大前提となるのは、自信を持った状態にあるということです。
そのためには、自己肯定感を高める工夫が必要です。
以下、自己肯定感に関する全記事です。気になるものがあればぜひ読んでみてください。
今回はここまでです。
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