ウィンザー効果とハロー効果の違いを知りたい!
そんなあなたに向けた、「ウィンザー効果」と「ハロー効果」の関連に特化した記事です。
3分あれば違いや共通点が一気に理解できます。
✔本記事のテーマ
ウィンザー効果とハロー効果の違いを3分で理解!例や共通点の紹介も!
✔本記事でわかること
【ウィンザー効果とハロー効果】用語簡単解説/共通点/違い
ウィンザー効果とハロー効果
1.英語・意味・由来・具体例
ウィンザー効果とは?
英語
windsor effect
意味
本人からの情報より、利害関係に無い第三者からの情報のほうが信頼度が増すという心理現象。
由来
ミステリー小説「伯爵夫人はスパイ」に登場するウィンザー伯爵夫人の「第三者の褒め言葉がどんな時も一番効果があるのよ、忘れないでね」というセリフ。
例
- 口コミやレビューなどの第三者評価をサービスを選ぶときに参考にする。
- 直接褒められるより褒めていることを他の人に知らされた方が嬉しい。
ハロー効果とは?
英語
halo effect
意味
最初の印象に引きずられるようにその他の側面も評価してしまうという心理現象。
由来
聖人の頭上に描かれる光の輪に由来する。後光のこと。
例
- 東大と聞くとボサボサ頭も天才の証拠であると好意的に解釈してしまう。(ポジティブハロー)
- 言葉遣いが悪いのできっと暴力を振るう人であると思ってしまう。(ネガティブハロー、ホーン効果)
2.ウィンザー効果とハロー効果の共通点
認知バイアスであること
認知バイアスとは、先入観や偏見、誤解などの認知の歪みのことです。
ウィンザー効果では、第三者の意見が先入観になり、その後の判断に影響が及びます。
ハロー効果では、笑顔が素敵な人は優しい人であると思ってしまうことがあります。しかし、笑顔と優しさに直接的な因果関係はありません。笑顔は人を騙すためのものかもしれません。
評価に影響を与える
影響を与える対象が異なりますが、後の判断に影響を与える点では共通します。
また、同じような現象をどちらの心理効果でも説明できることがあります。
ある料理店の口コミを見て来店を決めた場合を例にします。
口コミという第三者の客観的評価のポイントが高いから、素晴らしいお店に違いないと思ったと解釈すれば、ウィンザー効果が働いているといえます。
口コミの内容からお店のサービス全般が良いと思ったと解釈すれば、ハロー効果が働いているといえます。
3.ウィンザー効果とハロー効果の違い
影響の対象
ウィンザー効果は、お店の評判、人の評判など、対象が広いです。
ハロー効果は、人の印象など、対人への評価の例としてあげられることが多いです。
また、影響の対象が情報なのか、見た目などの印象なのかという違いもあります。
例えば、ある人がAさんを優しいと言っていたから、Aさんが優しいと信じたというウィンザー効果の場合、「Aさんが優しい」という情報を信用したことになります。
例えば、初めてAさんに会ったとき、笑顔が素敵だから優しい人だと思ったというハロー効果の場合、「Aさんが優しい」と自分が判断したということになります。
このように、見ていない情報を信じる場合があるのがウィンザー効果で、実際に見た情報から判断するのがハロー効果であると解釈することもできます。
影響を持つ人
ウィンザー効果は、第三者の評価が後の判断に影響を与えます。
ハロー効果は、自分の最初の評価が後の判断に影響を与えます。
ウィンザー効果とハロー効果については以上です。
以下に、ウィンザー効果とハロー効果をさらに掘り下げた記事を載せておきますので、興味があればそちらも読んでみてください。
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