【沈黙恐怖症】会話と会話の間が怖い!無言状態が怖い!

恐怖症
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知りたガリお

沈黙恐怖症、無言恐怖症とは?
場面緘黙症との違いは?

そんなあなたのための3分で読めるショート記事です。さっそく始めます。

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【沈黙恐怖症】会話と会話の間が怖い!無言状態が怖い!

✓本記事でわかること

沈黙恐怖症とは/症状や特徴、克服法/場面緘黙症との違い

沈黙恐怖症・無言恐怖症の症状や特徴、克服法

1.沈黙恐怖症とは?

沈黙恐怖症(Silentphobia)とは、他人との対話や社交場面で沈黙を恐れ、会話の中で積極的に発言することに不安や恐怖を感じる症状です。

一般的には社交不安症の一形態として言及されることがあります。無言恐怖症と表現されることもあります。

沈黙恐怖症の人は会話が途切れたことや、会話と会話の「間(ま)」に強い不安を覚えます。

自分から話し出せばよいのか、それとも相手が話し出すのを待つべきか、それとも自分の会話がつまらないから会話が途切れてしまったのではないか……

このように、沈黙に対してあれやこれやと考えて不安を募らせていきます。

これにより、対話中に相手に話しかけることを難しいと感じたり、自分の考えや感情を表現することに対して不安が生じたりします。

また、スピーチなど集団の注目を浴びることを避ける傾向にあります。特にスピーチ開始直前の「シーン」とした雰囲気が恐怖の対象になります。

これらの症状は、個人の性格や経験、環境などによって程度が異なります。

治療法としては、認知行動療法や対人スキルの向上を目指す訓練が一般的に用いられます。

話し方に不安がある場合もあるので、その場合はトークスキルを向上する技術を獲得することが重要です。

以下、話し方のマインドに焦点を当てたオススメ書籍です。ぜひ、読んでみてください。

なお、似たような恐怖症に、無音恐怖症・静寂恐怖症(silencephobia)というものがあります。

この恐怖症は、無音状態に恐怖する症状です。詳しくは以下の記事でご確認いただけます。

2.場面緘黙症との違い

「沈黙恐怖症」で検索すると、「場面緘黙」というキーワードがヒットしたと思います。

混同されがちですが、異なる症状です。以下に両者の違いを簡単にまとめます。

ちなみに「場面緘黙」は「ばめんかんもく」と読みます。

場面緘黙症(Selective Mutism)

①特徴

主に子供に見られることが多く、特定の社交場面で言葉を発することができなくなる状態です。例えば、学校などの公共の場での発話が難しくなりますが、家庭では普通に話すことができることがあります。

②範囲

発話の困難が特定の状況に限定されており、他の状況では普通に話すことができます。

③原因

不安や緊張が主な原因であり、新しい環境や人との初対面などがトリガーとなります。また、母親から離れることからくる恐怖心や、周囲の命令に対する反抗から生じる場合もあります。

沈黙恐怖症

①特徴

一般的に社交不安症の一部として捉えられ、社交的な場面全般で発話することへの恐怖がある状態を指します。特に他人との対話や集団に対しての表現が難しくなります。

②範囲

発話が制約されるのは特定の場面だけでなく、一般的な社交的な状況全般に広がることがあります。

③原因

不安や自己評価の低さが影響を与え、他人の評価や視線を気にしすぎることが原因です。スピーチの失敗や話し方をからかわれたなど、過去のトラウマが原因となる場合もあります。

両者とも、不安や緊張が発話の障害となっている点で共通していますが、場面緘黙症は特定の状況での言葉の発話が難しいという特徴があります。

さて、今回は沈黙恐怖症・無言恐怖症についてでした。

一般的な恐怖症の治療法についてはこちら

その他の恐怖症は以下の記事からご確認ください。

今回はここまでです。

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