プラネタリウム恐怖症とは?
プラネタリウムの何が怖いの?
克服法は?
そんなあなたのための5分以内に読めるショート記事です。
プラネタリウムとは、投影機から発した光をスクリーン に映し出すことで、星の様子や動きを再現する設備あるいは施設のことです。
そんなプラネタリウムに恐怖する人がいます。
プラネタリウム恐怖症という正式な診断名はないので、本記事では関連する恐怖症の解説とともにプラネタリウムに恐怖する人の心理を探求していきます。
後半ではプラネタリウム恐怖症の克服法について言及しています。それでは始めます。
✓恐怖症一覧
✓本記事のテーマ
【プラネタリウム恐怖症】プラネタリウムが怖い!克服法は?
✓本記事でわかること
プラネタリウムに恐怖する心理:暗所恐怖症、閉所恐怖症、集合体恐怖症、低所恐怖症、宇宙恐怖症・天体恐怖症・星恐怖症との関連/プラネタリウム恐怖症の克服法など
1.プラネタリウムに恐怖する心理
①暗所恐怖症
暗所恐怖症とは、暗闇を病的に怖がる症状です。
暗所恐怖症の人は暗闇から何かが出てきそうに感じたり暗闇に吸い込まれそうな感覚がしたりすることで恐怖します。
暗所恐怖症の人にとって、プラネタリウムは恐怖の対象となる典型的な施設です。
プラネタリウムの見学は学校行事の定番ですが、暗所が怖くて泣き出してしまう児童が時折います。
そのため、暗所が怖い子ども向けにぬいぐるみの貸し出しを行っている施設もあるそうです。
暗所恐怖症や雷恐怖症は、何かにしがみつくことで恐怖が軽減することがわかっているので、ぬいぐるみを抱きしめることでストレスを解消するという適切な対応であるといえます。
②閉所恐怖症
閉所恐怖症とは、閉鎖空間に恐怖する症状です。
エレベーターの中、車内など、閉ざされた空間にいることに恐怖します。閉所恐怖症の人は閉所に対して閉塞感を覚え、逃げられない空間に対して過剰に身の危険を意識することがあります。
プラネタリウムはまさに閉鎖空間であり、暗闇であることがさらに閉鎖的な雰囲気を強調します。
また、プラネタリウムは席に座ってじっと観賞するため、身動きが取れないことで強い不快感が生じる場合があります。
③集合体恐怖症
プラネタリウムでは無数の星の像が白い点として表わされて見えるため、集合体恐怖症の人にとって恐怖の対象になる場合があります。
集合体恐怖症とは、小さなツブツブやブツブツ、穴などの集合体に恐怖する症状です。
④低所恐怖症
プラネタリウムの天井による圧迫感に恐怖する場合は、低所恐怖症の可能性があります。
低所恐怖症とは、天井や空を見上げたときの光景に恐怖する症状です。
低所恐怖症の人の中には、天井や空が落ちてきそうで怖いと感じるケースがあります。
⑤宇宙恐怖症・天体恐怖症・星恐怖症
宇宙空間が怖い場合は宇宙恐怖症の可能性があります。
宇宙空間の広がりに畏怖したり、宇宙空間に吸い込まれそうに感じたりと、恐怖する心理は様々です。
星座をつくる星や天の川に限らず、太陽や地球、火星や木星などの星全般に恐怖する場合は天体恐怖症の可能性があります。
星座をつくる星や天の川に限定して恐怖する場合は星恐怖症の可能性があります。
いずれも、星が存在していること、上空で浮いていることなどに恐怖します。星が落ちてきそうで怖いという場合もあります。
詳細は以下の記事でご確認ください。
2.プラネタリウム恐怖症の克服
恐怖症の治療として最も一般的なのは、恐怖の対象物に自身をさらして慣れていくという曝露療法です。
プラネタリウム恐怖症においては、星空写真集や家庭用プラネタリウムを用いて曝露療法を簡単に取り入れることができます。
まずは星空の写真をパラパラと眺めて慣れていきます。写真が難しい場合は、イラストを見るところから始めてもよいでしょう。
家庭用プラネタリウムを使う場合は、真っ暗闇ではなくやや暗い部屋で鑑賞を始める、設定で星の数を減らすなどするとよいでしょう。
慣れてきたら実際のプラネタリウム施設の状況に近づけていきます。
その際、感情の変化や耐えられる時間などを記録して、自身の状況を客観視することが大切です。
適切なステップを踏むことで、恐怖症の多くは克服することができます。焦らずに少しずつ治療していきましょう。
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一般的な恐怖症の治療方法はこちら。
その他の恐怖症は以下の記事よりご確認ください。
今回はここまでです。
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