笑われ恐怖症とは?
原因や症状、治療法を知りたい!
失笑恐怖症と何が違うの?
そんなあなたのための記事です。
本記事では比較的新しい概念である笑われ恐怖症について、原因や症状、治療法について解説します。
また、混同されがちな失笑恐怖症との違いも解説します。
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【笑われ恐怖症】笑われることが怖い?原因や症状は?失笑恐怖症との違いは?
✓本記事でわかること
笑われ恐怖症とは/原因・症状・治療法/失笑恐怖症との違いなど
笑われ恐怖症
1.笑われ恐怖症とは?
笑われ恐怖症(Gelotophobia)とは、笑われることを極度に恐れる症状で、1996年に登場した概念です。
笑われ恐怖症の患者は、笑われることを常に心配し、周囲に嘲笑の兆候がないかを注意深く監視する傾向があります。
また、笑われ恐怖症の患者は自分たちを卑下する傾向にあり、自己肯定感の低さを特徴とします。
さらに、笑われ恐怖症の患者は笑われていると感じた時にぎこちなく挙動不審な動きをすることがあります。この状態はピノキオ症候群(Pinocchio-syndrome)といわれます。
2.笑われ恐怖症の原因
笑われ恐怖症の原因として以下のようなものが考えられます。総じて、笑いを「恥」の象徴であると考える傾向にあります。
- 羞恥心の異常な発達
- 乳児期における母親との関係の不和
- いじめの体験
- 失敗を笑われた経験
- 真剣に受け止められなかった経験
3.笑われ恐怖症の症状
笑われ恐怖症の症状には以下のようなものがあります。
- 嘲笑を避けて家にひきこもる。
- 他人に笑われた時に攻撃性を示すことがある。
- ユーモアを楽しい体験と捉えることができない。
- 喜びの表現をしない。
- 氷のような冷たい表情をしている。
- 嘲笑に対して発汗、動悸などの身体症状が現れる。
4.失笑恐怖症との違い
失笑恐怖症(laughterphobia)とは、笑ってはいけない場面で意思に反して笑ってしまうことに恐怖する症状です。
例えばお葬式や重要な会議など、絶対に笑ってはいけない場面で笑ってしまい、周囲から変な目で見られてしまいます。
本人は笑ってはいけないと強く意識しますが、そのことがストレスとなり、ストレス回避のためについ笑ってしまいます。
通称、蛭子病とも呼ばれ、蛭子能収さんやジミー大西さんが罹患していることで有名な恐怖症です。
笑われ恐怖症は笑われることに対して恐怖するのに対し、失笑恐怖症は笑ってしまうことに恐怖するので、まったく異なる恐怖症です。
さて、今回は笑われ恐怖症についてでした。
最後に、笑われ恐怖症の治療方法についてです。
恐怖症の一般的な治療方法は、認知行動療法や曝露療法です。
一方で、「笑い」に対する認識を変えることが重要です。
以下、「笑い」や「ユーモア」に関するオススメの本です。タイトルで気になるものがあれば一冊だけでも読んでみてください。
『ユーモアは最強の武器である』は世界的な名著で、メンタリストDAIGOも推薦しているオススメ本です。
一般的な恐怖症の治療方法はこちら
その他の恐怖症は以下の記事よりご確認ください。
今回はここまでです。
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