雪恐怖症とは?
雪が怖い心理は?
そんなあなたの疑問にお答えします。
雪恐怖症(chionophobia)とは、雪や降雪、白銀の世界に恐怖する症状です。
恐怖症としてはマイナーですが、雷恐怖症や雨恐怖症、雲恐怖症、風恐怖症などと同じく自然環境型の恐怖症で、生活密着度が高く厄介なものです。
今回は雪恐怖症の人が雪の何が怖いのか、その心理を探求していきます。
✓恐怖症一覧
✓本記事のテーマ
【雪恐怖症】雪が怖い人の心理とは?異世界が怖い、死を連想する?
✓本記事でわかること
【雪恐怖症の心理】白銀の世界が怖い/死を連想/降雪が不可思議/事故・災害が怖い/雪の日は億劫/恐怖の雪だるま
1.白銀の世界が怖い
あたり一面の雪景色を見ると不安な気持ちになる人がいます。
雪国の人にとっては当たり前の光景かもしれませんが、そうでない人にとっては異世界そのもの。
このような非日常の光景を見るとソワソワしてしまい、落ち着かない気持ちになる場合があります。
お祭りが嫌いな人の心理に共通する部分があります。
お祭りが嫌いな人の心理に、祭囃子が聞こえる非日常の光景が落ち着かなくて苦手というものがあります。
また、夜の白銀の世界は何となく静寂につつまれていて寂しいと感じる人がいます。
テレビの音が常に聞こえていないと不安、シーンとした環境が苦手という、静寂恐怖症の可能性があります。
2.死を連想する
恐怖症の症状で、危険な瞬間を勝手に想像して恐怖するというものがあります。
高所恐怖症の人が転落する場面を想像して恐怖するなどが典型です。
雪恐怖症の場合、雪によって低体温になる恐怖を感じる場合があります。
また、雪で身動きが取れなくなりそのまま死んでしまうと感じる人もいます。
このように、雪を過度に危険なもの、死に直結するものであると考えて恐怖する場合があります。
3.降雪が不可思議で怖い
空から白い物が降ってくるという現象を不可解な物と考えて恐怖する人がいます。雪が大きければ大きいほど、その恐怖は増大します。
人は未知なる物に恐怖します。宇宙恐怖症や無限恐怖症、巨大物恐怖症、暗所恐怖症などに共通する心理です。
始めて雪を見た人の中でしばしば起こり得る心理です。例えばアフリカの人が雪を見て恐怖するという場面を想像するとわかりやすいと思います。
4.事故や災害が怖い
雪道での転倒や交通事故が怖いという理由で雪に恐怖する人がいます。
過去に足をすべらせて転んで大怪我をした、スリップ事故を起こしてしまったなど、過去の恐怖体験が原因であることが多いです。
その他、雪崩など雪による災害が怖い、雪国での遭難が怖いと感じる人もいます。
これらは、雪による事故を題材にした映画やドラマの影響や、実際に自身が巻き込まれたことによるトラウマなどに起因することがあります。
5.雪の日が億劫
雪の日は交通遅延が多い、渋滞が多い……
雪の日は出不精になりがちで、雪が連日続くとだんだんとうんざりしてきて、雪のニュースを聞くだけで気が滅入ってくる人がいるようです。
恐怖症というよりは嫌悪症に近いかもしれません。
6.雪だるまが怖い
雪が怖いというより雪だるまが怖いという人もいます。
さて、今回は雪恐怖症についてでした。
雪恐怖症の対策は、雪から離れるのが一番かもしれません。雪が嫌いだから沖縄に移住したという人もいるのだとか。
また、雪恐怖症は雪による誤解が原因のことが多いので、暴露療法が治療法として有効です。
今回はここまでです。
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