ボール恐怖症とは?
症状や特徴は?
原因や克服法は?
そんなあなたの疑問にお答えする3分で読めるショート記事です。
ボールへの恐怖は、幼少期の子供の多くが抱える悩みです。
その程度は子供によって異なり、ひどい場合は日常生活に影響が生じるレベルにまで恐怖が発展します。
誰でも罹患しうるこの恐怖症への理解を深めるため、本記事では症状や特徴、原因や克服法についてまとめていきます。
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【ボール恐怖症】ボールが怖い!症状や特徴、原因や克服法の解説
✓本記事でわかること
ボール恐怖症とは/ボール恐怖症の症状と特徴/ボール恐怖症の原因/ボール恐怖症の克服
1.ボール恐怖症とは?
ボール恐怖症とは、ボールに恐怖する症状です。特に硬くて体に当たると痛いボールに対して恐怖が生じます。
野球で剛速球が怖くてバッターボックスに立てない少年、ドッジボールが怖くて逃げ惑う女子など、多くの少年少女が経験することがあるのがボールへの恐怖です。
そのボールへの恐怖が発展し、置いてあるボールさえも怖い、ボールを見るだけでパニックになるなど、日常生活に支障をきたすレベルに発展したのが、ボール恐怖症です。
2.ボール恐怖症の症状と特徴
ボール恐怖症の症状や特徴には以下のようなものがあります。
- ボールに対して異常な恐怖や不安を抱く。
- ボールを見ると心拍数の増加、息切れ、動悸などの身体症状が生じる。
- ボールが体に当たるのが怖くてキャッチボールができない。
- ボールが体に当たるのが怖くてバッターボックスに立てない。
- ボールをうまく掴んだりコントロールできないことに不安を覚える。
- ボールの不規則な動きが怖い。
3.ボール恐怖症の原因
ボール恐怖症の原因には以下のようなものがあります。
①トラウマ
ボールをぶつけていじめらた、ボールを踏んづけてバランスを崩して転倒した、球技が下手くそでからかわれたなど、ボールに関連する恐怖体験がボール恐怖症の原因となることがあります。
ボールを見ると、そのときの嫌な出来事が思い出され、ボールへの恐怖が生じるというものです。
②痛みへの恐怖
単純にボールが当たるのが怖いというものです。
キャプテン翼の森崎君のように、ボールが顔面に直撃したことがきっかけでボールキャッチが怖くなるというようなケースが典型例です。
ボールへの恐怖は野球初心者にも多く見られます。
4.ボール恐怖症の克服
トラウマが原因の場合は、専門家を頼って治療することが推奨されます。
ボールが体に当たるのが怖い、ボールをうまくキャッチできないから怖いといった場合は、曝露療法の適用が一般的です。
曝露療法とは、恐怖刺激を患者に与えて、恐怖反応の軽減、消失するまでプロセスを繰り返す治療法です。
ボールへの恐怖があまりにも強い場合は、できる限り柔らかいボールを触るところから始めるとよいでしょう。
慣れてきたらゆっくりとしたキャッチボールを行い、少しずつボールを硬いものへ、キャッチボールのスピードを速いものへと変化させていくとよいでしょう。
このプロセスの過程で、実際にボールが体に当たってしまう場合もあると思いますが、思った程痛くない場合がほとんどです。
また、怖がっている方がボールが体に当たるリスクが増えることが理解できるはずです。
このようにして、ボールへの恐怖が大げさで不合理なものであることを認識することで、少しずつボールへの恐怖が和らいでいくはずです。
一般的な恐怖症の治療法についてはこちら
その他の恐怖症は以下の記事からご確認ください。
今回はここまでです。
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