外傷恐怖症とは?
外傷恐怖症の特徴や症状?
外傷恐怖症の原因や克服法は?
そんなあなたの疑問にお答えする3分で読めるショート記事です。さっそく始めます。
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✓本記事のテーマ
【外傷恐怖症】怪我が怖い!血や注射も怖い限局性恐怖症
✓本記事でわかること
外傷恐怖症とは/外傷恐怖症の症状や特徴/外傷恐怖症の原因/外傷恐怖症の克服など
1.外傷恐怖症とは?
外傷恐怖症(Traumatophobia)とは、怪我をすることを病的に恐れる症状です。
精神障害のDSM-IV分類では、血液/注射/傷害タイプの限局性恐怖症に分類されています。
血液恐怖症と注射恐怖症については、左の文字部分をクリックすると詳細が確認できます。
2.外傷恐怖症の症状や特徴とは?
外傷恐怖症の症状や特徴には以下のようなものがあります。
- 怪我を予期して強い不安や恐怖が生じる。
- 怪我に対して身体症状(発汗や息切れ、動悸など)、パニック発作、失神などが生じる。
- 怪我が怖い。
- 注射器が怖い。
- 血を見るのが怖い。
- 動物に引っかかれることを恐れる。
- 怪我をすると死んでしまうと考える。
- 怪我をすると気が狂うような感覚がする。
- 出血をコントロールできないことに恐怖する。
- 怪我を恐れて外出を控える。
- 出血を恐れて医療機関の受診を避ける。
外傷恐怖症の罹患者は、怪我を恐れて様々な諸症状が現れます。
その結果、外出を控えるなどの回避行動が生じます。また、医療機関の受診を避けるという生命に関わる回避行動を示す人もいます。
外傷恐怖症は特に女性に多い恐怖症であるとされています。これは、血液恐怖症、注射恐怖症も同様です。
3.外傷恐怖症の原因
外傷恐怖症は、過去の怪我、暴力被害など外傷的な出来事(トラウマ)によって生じると考えられています。
戦争や事故、出血の伴う暴力的なコンテンツの映像など、メディアの影響も考えられます。
また、外傷は生命に関わることもあるので、本能的に恐れている可能性もあります。
例えば出血に恐怖する場合、その色に恐怖することがあります。赤は本能的に生物が恐怖する色であるとされています。
4.外傷恐怖症の克服
外傷恐怖症の治療法は、その他の恐怖症と同様、曝露療法などの行動療法が一般的です。
患者を血液、注射などに直面させ、患者の反応が弱まるか治癒するまでこのプロセスを繰り返します。
誤解を恐れず説明すると、「慣れろ!」というのが曝露療法で、ほとんどの恐怖症の治療法として採用される一般的な手法です。
一般的な恐怖症の治療法についてはこちらをご確認ください。
その他の恐怖症は以下の記事からご確認ください。
今回はここまでです。
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