自動人形恐怖症とは?
どのような人形に恐怖するの?
なぜ自動人形に恐怖するの?
そんなあなたの疑問にお答えする3分で読めるショート記事です。さっそく始めます。
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✓本記事のテーマ
【自動人形恐怖症】腹話術、マネキン、蝋人形、ロボットが怖い!
✓本記事でわかること
自動人形恐怖症とは/自動人形恐怖症の原因/自動人形恐怖症の克服
1.自動人形恐怖症とは?
まずはこちらの写真をご覧ください。
自動人形恐怖症(Automatonophobia)とは、自動で動く人形に対する不合理な恐怖を示す言葉です。
自動で動く人形として、腹話術の人形やアンドロイドロボットなどが挙げられます。
また、自動で動き出しそうなマネキンや蝋人形に恐怖する人もいます。
その他、日本人形やぬいぐるみまで恐怖の対象としてふくめることもあります。
2.自動人形恐怖症の原因
自動人形恐怖症の原因として、以下のようなものが考えられます。
①トラウマ
幼少期に不気味な人形に出会った、人形を題材にした怖い映像を見たなど、過去の恐怖体験が原因となって自動人形恐怖症になる可能性があります。
一部の地域や文化では、人形を邪悪なものであると考えたり、神に捧げる生贄であると捉えたりします。
これらの伝承の影響で人形に恐怖している可能性もあります。
②不自然さへの恐怖
姿は人に似ていても、動きは人に似ていない。
不気味で無機質な表情や機械的な動き。
人のようでいて、人とは明らかに異なる存在。
人が自動人形を見るとき、「人」であると認識すると同時に「人ではない物」であると認識します。
これらの相反する情報から脳が混乱し、自動人形に恐怖している可能性があります。
人はしばしば、不自然な物、不可解な現象に恐怖します。
③遺伝的・本能的要因
親が自動人形恐怖症の場合、親の気質が子供に遺伝する可能性があります。
親と子供で心理傾向は似ているため、親と子供が同じ恐怖症を罹患することはよくあることです。
また、親が自動人形に恐怖している場合、自動人形を見たときのネガティブな反応や言動を子供が見て、その影響で子供が自動人形に恐怖を抱くことも考えられます。
その他、本能的に人は人形に恐怖する生物であるとい度々えもあります。
映画や小説などで、人形は恐怖シーンの演出のために度々用いられます。これらは人が本能的に人形に恐怖する心理を利用していると考えられています。
3.自動人形恐怖症の克服
自動人形恐怖症の治療法として考えられるのは、曝露療法です。
曝露療法では、危険が及ばない範囲で恐怖の対象に直面して少しずつ慣れていくことを目指します。
ピエロ恐怖症であるジョニー・デップは、ピエロを見ると気絶をしてしまうほどの恐怖を抱くそうです。
その症状の克服のために、自身の自宅に大量のピエロ人形を飾っているのだとか。
このように、敢えて自分に恐怖刺激を与えていくのが曝露療法です。
しかしながら、自己判断による治療は逆効果になることもあり、かえって恐怖が増長されるリスクがあることを強調しておきます。
必ず専門家に相談の上、適切なアドバイスのもとに治療を行うことが重要です。
いきなり自動人形に直面することが難しい場合は、イラストや写真から慣れていくと良いでしょう。
人に近い形の人形が怖い場合は、動物の人形など、恐怖の対象とは姿かたちが異なる人形から慣れていくと良いでしょう。
本来人形は、人に危害を加えることはありません。それにも関わらず人形に恐怖するのは、不合理であると言わざるを得ません。
自動人形に抱く恐怖が不合理なものであると認識し、思考を論理的でポジティブなものに置き換えていくことも重要です。
さて、今回は自動人形恐怖症についてでした。
一般的な恐怖症の治療法についてはこちらをご確認ください。
その他の恐怖症は以下の記事からご確認ください。
今回はここまでです。
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