月恐怖症とは?
月恐怖症か診断してみたい。
月恐怖症の人が月に恐怖する原因は?
月恐怖症の対処法は?
そんなあなたのための記事です。
月に恐怖する月恐怖症。非常に珍しい恐怖症ですが、月に不安を覚える人は結構いるのではないでしょうか。
科学的根拠がやや薄いですが、満月の日の犯罪率や事故率、自殺率が高いという研究も。
今回はそんな月恐怖症について、診断や月に恐怖する原因、対処法について解説していきます。
5分あれば読めますので、ぜひ最後までお付き合いください。
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【月恐怖症診断】月に恐怖する原因とは?月恐怖症の対処法も公開!
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月恐怖症とは/月恐怖症診断/月に恐怖する原因/月恐怖症の対処法
1.月恐怖症とは?
月恐怖症(selenophobia)とは、月を極度に恐れる症状です。
特に満月に近い月ほど、恐怖が増長する傾向にあります。
月はほぼ毎夜見られるため、非常に生活密着度が高い恐怖症であるといえます。
2.月恐怖症診断
まずは月恐怖症を診断してみましょう。
- 他の月と比べて満月が苦手だ。
- 月を見ると胸がざわつく。
- 月によって空が明るいと、外出したくなくなる。
- 月が視界に入るため、窓の外を見るのが苦手だ。
- 月のイラストや写真を見るのも嫌だ。
- 月が明るい夜に不眠症状が現れる。
月恐怖症の人は、月が実際に危険があるわけではないにも関わらず、不合理な恐怖を感じます。
月を見ることが不安や緊張を引き起こし、日常生活に支障をきたすことがあります。
また、月恐怖症の人は、月を避けるために特定の行動を取ることがあります。例えば、夜に外出しない、月が視界に入らないように窓に近づくのを避けるなどです。
3.月に恐怖する原因は?
月に恐怖する原因をいくつかあげていきます。月恐怖症とは別の恐怖症を罹患している場合もあります。
①トラウマ
恐怖体験をした日が月が明るい夜だった場合、月が恐怖体験を呼び起こすトリガーになることがあります。
②自分が自分で無くなるという恐怖
月を見ると理性がなくなると感じる人がいるようです。
恐らく、狼男のエピソードなどが原因であると考えられます。
③引力の影響
満月の日は引力の影響が最大になるため、それに対抗するためにエネルギーが必要であり、満月の日はストレスがかかりやすいという主張があります。
しかし、確実な科学的根拠はほぼ無いようです。
④宇宙恐怖症(天体恐怖症)
宇宙恐怖症の中に天体恐怖症というものがあり、太陽や月などに恐怖することがあります。
天体恐怖症の人は、巨大な球体がこの世に存在していることや、浮いていることを不可解に捉えて恐怖することがあります。
また、天体が落ちてきそうで怖いと感じる場合があります。
これらは巨大物恐怖症の人の心理と共通します。
⑤黄色恐怖症
黄色恐怖症とは、黄色い物に恐怖する症状です。
黄色は本能的に生物が危険に感じる色であるとされています。
このため、注意を促す信号や工事現場の看板などに用いられます。
黄色に恐怖する人は、黄色の物全般を忌避するため、月が恐怖の対象になることがあります。
⑥穴恐怖症
穴恐怖症とは、トンネルの穴、ダムの穴など、ぽっかりと開いた穴に恐怖する症状です。
穴恐怖症の人は、穴に吸い込まれそうな感覚に恐怖することがあります。
満月を見たときに、空に開いた穴に吸い込まれそうな感覚を覚えて恐怖する場合は、穴恐怖症を同時に発症している可能性が高いです。
4.月恐怖症の対処法
月恐怖症の治療は暴露療法が有効です。
暴露療法とは、恐怖の対象に危険を伴わずに直面するという治療法です。簡単に説明すると慣れろということです。
月を直視できない場合は、イラストや写真を見るところからスタートします。
イラストや写真の大きさを少しずつ大きくしていき、恐怖の対象物が大きくなっても耐えられるようにしていきます。
このとき、ストップウォッチで時間を測り、耐えられる時間を記録するのがおすすめです。
イラストや写真に慣れてきたら、実物でも同様の療法を続けていきます。
満月が最も恐怖する可能性が高いので、三ケ月→半月というように、段階を踏んで慣れていくとよいでしょう。
ただし、月恐怖症の度合いが強い場合は、カウンセラーや心療内科を受診するようにしましょう。
今回はここまでです。
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