左側恐怖症とは?
なぜ左が怖いの?
そんなあなたの疑問にお答えします。
本記事では左側恐怖症の解説の他、左側に恐怖する心理を5つ解説します。
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【左側恐怖症】左側が怖い・左利きが怖い!なぜ左に恐怖するのか?
✓本記事でわかること
左側恐怖症とは/左側に恐怖する心理:右利きの強制、トラウマ、左側に立たれるのが苦手・立つのが苦手、左に回るのが苦手
左側恐怖症と左に恐怖する5つの心理
1.左側恐怖症とは?
左側恐怖症(Sinistrophobia、シニストロフォビア)とは、左側という概念に恐怖する症状です。
左側にある物が苦手、左側に立つことが苦手、道路の左側を歩くことが苦手、道を左に回ることが苦手など様々です。
また、左利きの人が苦手、左利きであることにコンプレックスを抱いているなど、「左」という概念に恐怖するという非常に珍しい恐怖症です。
2.左側に恐怖する心理
左側に恐怖する心理を5つ紹介します。一部、科学的根拠が希薄なものもふくまれます。
①右利きの強制
左側恐怖症の原因として最も有力なのは、幼少期の右利きへの強制です。
左ではしを持つのがダメ、左で字を書くのがダメと、「左」をまるで悪者であるかのように扱われた過去の体験から、「左」という概念が恐怖の対象になったという説です。
②トラウマ
遺伝的な要因とともに、特定の恐怖症の原因として一般的なものです。
例えば左側を歩いているときに大きな事故にあった、虐待の相手が左利きだったなど、過去の恐怖体験がトリガーとなり、左が関連するシチュエーションに恐怖するなどです。
③左側に立たれるのが苦手
左側に立たれるのが苦手な人の心理には、左側に心臓があることが原因であるという説があります。
人体にとっての要所である心臓を人に晒すことを、本能的に忌避するというものです。
一方で、男性の多くは女性と歩くときに右側に立つことを好むとされています。
これは、右手が相手の反対側にあることで右手が自由に使えるため、女性を守りやすいからだとされています。
ただし、これは右利きの人に見られる傾向です。
左利きの人に相手を守りたいという心理が働く場合、左側に立たれることが苦手となる可能性があります。
④左側に立つのが苦手
左側に立たれるのが苦手であるケースと逆の心理となります。
心理的に危険であると感じる心左側を誰かに守ってもらえない、右利きの人は右手の自由が制限されるなどが理由になります。
ただし、これらの説に科学的根拠があるかは疑わしいものがあります。
例えば心臓が左側にあるという根拠ですが、心臓はほぼ中央に位置しています。
⑤左に回るのが苦手
ほとんどの人は右に回るより左に回るほうが得意であるとされています。
運動会の徒競走を思い返してみると、確かに毎回左回りです。
それでは、なぜ人は右より左に回りやすいのかというと、心臓が左側にあることで重心が左に寄っているからという説があります。
ただし、これはあくまでも一説であり、単に左回りの教育を受けたからだという主張もあります。
なお、アテネで開催された第十回五輪大会の徒競走では右回りが採用されていました。
多くの人は左よりむしろ右回りの方が苦手であると考えられますが、左回りが極端に苦手な場合は、聴覚の問題が考えられます。
人は耳の中にある三半規管で左右の均衡を保っており、三半規管に問題がある場合、右、あるいは左にふらつくといった症状が起きる可能性があります。
さて、今回は左側恐怖症についてでした。
左側恐怖症の克服としては、左に関連するシチュエーションに慣れるという曝露療法の他、「左利き」に対する偏見を取り払うことも重要です。
左利きに関する書籍としては、以下の二点がオススメです。
一般的な恐怖症の治療法についてはこちら
その他の恐怖症は以下の記事からご確認ください。
今回はここまでです。
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