自己肯定感を低くする原因を知りたい。
コンプレックスと自己肯定感の関係を知りたい。
他人と比較してしまう自分を変えたい。
そんな悩みにお答えします。
近年、自己肯定感という言葉をよく聞くようになりました。
それは自己肯定感の低下に悩んでいる人が一定数いることの証左ではないでしょうか。
自己肯定感は比較的新しい概念で、明確な定義がありません。
それゆえ、自己肯定感という言葉に対する解釈は人によってそれぞれです。
自尊心のようなものと考えている人もいれば、自意識過剰のようなものと混同している人まで様々です。
自己肯定感の意味については以下の記事で詳しく論じています。
また、自己肯定感に対する否定的な考え方については以下の記事をご参照ください。
さて、自己肯定感を低くする原因にはどのようなものがあるでしょうか。
ここで自己肯定感が低下している状態を、「自分を否定的に見ている状態」と考えてみましょう。
すると、自己肯定感を低くするその原因の一つは、コンプレックスではないでしょうか。
今回の記事では、コンプレックスを少しでも解消する考え方を論じていきたいと思います。
筆者の根底には禅によるマインドがあります。禅の考え方は思いのほか合理的であり、宗教染みた要素が少ないものです。
日本人と親和性のある考え方だと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
禅について興味がある方は、スティーブジョブズの愛読書でもある『禅マインド ビギナーズ・マインド』をぜひ読んでみてください。☛キンドル版/新書版
また、自己肯定感が低い人の特徴や原因について知りたい方は、以下の記事をご参照ください。
それでは説明を始めていきます。
※本記事の一部は『禅的持たない生き方』のマインドを参考にしています。
✔本記事のテーマ
自己肯定感を低くする原因は他人と比較することによるコンプレックスかもしれません。
✔本記事でわかること
【コンプレックス解消法】人と比較しない方法/長所と短所を知る大切さ
コンプレックスを解消するために私たちができる考え方
1.人と比較しない
生きていれば誰でも、コンプレックスの一つぐらいあるものです。
コンプレックスは自分に自信がないことに起因します。
周囲の評価を気にしてしまう、承認欲求が高すぎるなども原因になります。
コンプレックスをなくすためには、「人と比較しない」ことが重要です。
例えば相手の容姿や学歴が、自分より優れているように思えることがあります。
このようなコンプレックスが生じるのは、相手の一面しか見ていないからです。
特に相手と接する時間が短い場合、相手の良い部分だけが見え、自分と違って相手が完璧に見えてしまいます。
しかし、実際は誰も完璧ではありません。優れて見える相手にも欠点の一つや二つ、あるものです。
相手も同じ人間です。それなのに相手が優れて見えるのは、自分がコンプレックスを持っているからに他なりません。
相手は見えないところで大変な努力をしているかもしれません。相手も自分と同じように、悩んでいるかもしれないのです。
そう考えれば少しだけ楽な気持になってきます。自分の生き方でいいと思えるようになってきます。
私たちは、人と比較するのではなく、自分の持てる力を最大限に発揮することに集中すべきです。
劣等感を持ってしまうのは、他人と比較してしまうからです。
自分は自分、他人は他人という考え方を持つことが重要です。
私たちの人生は、他人の人生を生きるにはあまりにも時間が短すぎる。そのように考えるようにしましょう。
2.自分の長所・短所を知る
他人との比較によってコンプレックスが生じることを、もう少し具体的に考えてみましょう。
その原因は、相手の長所と自分の短所を比較してしまうからではないでしょうか。
人には長所も短所もあり、大切なのは長所を活用し、短所を改善していくことです。
そのためには、自分の長所と短所を正しく把握することが必要です。
自分の長所と短所を正しく把握するためには、自分に問いかける時間が必要です。
一日の中で自分を見つめる時間を取るようにしましょう。
お風呂の中でもトイレの中でも、通勤電車の中でもなんでも構いません。
そして、自分の長所と短所を紙にでも書き出していきましょう。
そしてその中には、アイデンティティに関わるものがある一方で、些細なものまで様々あることでしょう。
短所の中には、確かに直した方が良いけど、別に大したことはないものもあるはずです。
また、短所も見方を変えれば長所になるかもしれません。
例えば説明が苦手な人を想定してみましょう。
あなたは自分自身を説明が回りくどい人間であると思っているかもしれません。しかし、周囲の人はあなたのことを丁寧に説明する人と思っているかもしれません。
このように、自分の短所が長所になる可能性をまずは想像してみてください。それができれば、その短所が長所に変わっていくのは時間の問題です。
短所が短所であったのは、そのような可能性を想像していなかったからです。
自分の中にはいろいろな自分がいます。そのどれもが自分であることを認め、否定せず受け入れることが重要です。
自分が思っている短所が、誰かにとっては大きな長所である可能性を信じてください。
今回はここまでです。
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