読書恐怖症とは?
本を読む行為の何が怖いの?
そんなあなたの疑問にお答えします。
読書恐怖症とは、何度も本を読み返してしまう強迫性障害です。
なぜ何度も本を読み返してしまうのか?
読書恐怖症の人はいったい何を恐れているのか?
本記事では読書恐怖症の特徴や心理、対処法について解説します。
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【読書恐怖症】本が読み進められない強迫性障害の特徴と対処法
✓本記事でわかること
読書恐怖症と確認強迫/読書恐怖症の特徴/読書恐怖症の対処法
読書恐怖症と対処法
1.読書恐怖症とは?
読書恐怖症とは、本を読み返したり途中で中断したりして、なかなか読み進められない症状です。
phobiaが名称に付く恐怖症というよりは、強迫性障害における確認強迫の一つです。
確認強迫とは、不安なことが頭から離れず、何度も同じ確認を繰り返してしまう状態です。
例えば、部屋の鍵の閉め忘れや火の元を何度も確認してしまったりしてしまいます。
読書恐怖症においては、本の内容が理解しているか不安になり何度も同じ行を繰り返し読んでしまったり、前の内容を確認するためにページを戻してしまったりすることがあります。
確認強迫の中に何度も同じ字を書き直してしまうという症状があります。書いては消しゴムで消し、また書いてはうまく書けていないと感じて頭を悩ませる。
このケースと非常に似ています。その他、DVDやビデオを何度も巻き戻してしまうケースも似ているます。
読書恐怖症は内容理解のために繰り返しの内容確認を行いますが、結果的に読み疲れがおきてしまってむしろ内容が理解できなくなってしまいます。
テストでも起き得る症状で、結果的に問題をほとんど解き切れずに時間切れになることもあります。
2.読書恐怖症の特徴
読書恐怖症には以下のような特徴があります。
- 何度も読み返す。
- 文章が短くても内容が頭に入ってこない。
- 一言一句理解しないと気が済まない。
- 理解できているか不安になる。
- 句読点ごとに読み返す。
- 濁点が気になる。
- 同じ行を延々と繰り返して読んでしまう。
- 何が書いてあったか気になる。
- 表紙が気になり読書を中断する。
- 目次が気に読書を中断する。
- 今のページ数が気になり読書を中断する。
- 読みながら文字数を数える。
3.読書恐怖症の対処法
読書恐怖症の問題点は、完璧を求めるあまりに逆効果になってしまっている点です。
内容を理解できない箇所があっても、いったんは読み飛ばして全体像を理解した方が良いという事を理解することが重要です。
読書恐怖症を克服するためには、読み返す行為をしないようにするトレーニングが効果的です。
その際、内容が理解できなくてもよい、あくまで訓練であると割り切ることが重要です。
訓練としては以下の4つの方法がおすすめです。
①音読
音読をすると、黙読よりは読み返しがしにくくなります。心を無にして、お経のように音読作業に没頭するところから始めましょう。
②速読
とにかく読み進めるスピードを上げることのみ意識するようにします。内容の理解は度外視し、読了までのスピードに注力します。
③飛ばし読み
ページをどんどんめくりながら大雑把に内容を理解する訓練をします。途中で読み返したくなったらページをめぐる行為に没頭しましょう。
④隠しながら読む
読んだ部分を下敷きなどで隠しながら読み進めます。物理的に読み返せないような工夫をすることが重要です。
このようにして読み進めたという経験値を増やしていきます。理解できない箇所は出てきますが、理解できない部分があっても大きな問題ではないと考えるようにしましょう。
何度も読み返して最後までたどり着かないという状況は「木を見て森を見ず」の状態であり、非合理的であると認識できれば克服まであと少しです。
また、内容を理解するための技術を身に付けるのもおススメです。
以下、読書恐怖症の克服に役立ちそうなオススメ本です。気になるものがあればチェックしてみてください。
- 忘れるが勝ち!(外山滋比古)
- 実践型クリティカルシンキング(佐々木裕子)
- 「気にしない」練習 ~気持ちを切り替える感情コントロール術~(仏光)
- 反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」(草薙龍瞬)
- 速読のすごいコツ 誰でも集中力が上がる! 理解しながら速く読める(松田真澄)
一般的な恐怖症の治療方法はこちら
その他の恐怖症は以下の記事よりご確認ください。
今回はここまでです。
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