三大恐怖症とは?
調べても何が三大恐怖症かわからない…
最も有名な恐怖症は何だろう…
そんなあなたに向けた記事です。
本記事では三大恐怖症の候補となる恐怖症を紹介します。
結論、三大恐怖症は人によって意見が分かれます。
しかし、高所恐怖症と閉所恐怖症は確定で良いのかなと思います。
知人10名弱に「恐怖症で知っているのは?」と聞いたところ、ほとんどの人がまず最初に「高所恐怖症」を、二番目に「閉所恐怖症」をあげていました。
では三番目にあがった恐怖症はというと…
「う~ん…他に恐怖症なんてあったっけ?」というような反応でした。一人だけ「先端恐怖症」と言っていました。
恐怖症は胡散臭いものもふくめると、200以上あります。
その中で、恐怖症に関するランキングで度々登場するような恐怖症があります。
また、googleで検索数が1万を超えるような恐怖症もいくつかあります。
それらを統合的に考え、三大恐怖症の候補を20に絞りました。
なお、「動物恐怖症」「対人恐怖症」「広場恐怖症」のように広範な恐怖症はランキングに載らないことが多かったです。
世間一般の恐怖症のイメージは、「雷恐怖症」「雲恐怖症」「飛行機恐怖症」のように個別的なもののようです。
それでは始めます。
注:三大恐怖症を高所恐怖症、動物恐怖症、雷恐怖症と断定する記事がいくつか見つかりました。根拠となるのはあるアメリカの調査のようですが、確実なソースは見つかりませんでした。
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✓本記事のテーマ
【三大恐怖症候補20】高所恐怖症と閉所恐怖症とあと一つは?
✓本記事でわかること
【三大恐怖症の候補20】検索数が月間1万を超える三大恐怖症候補/検索数は多くない三大恐怖症候補
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三大恐怖症の候補20
1.検索数が月間1万を超える三大恐怖症候補
高所恐怖症(acrophobia)
ビルの上、エレベーター、エスカレーターなど、高い所で恐怖を感じる。高所恐怖症は単に高い所に対する恐怖症ではない。例えば柵の無い強風の吹く30階のビルの屋上では誰もが恐怖する。このように、本能的な高所での恐怖は除外される。高所恐怖症は、安全であったとしても高所に対して恐怖する症状である。
閉所恐怖症(claustrophobia)
エレベーターの中、車内など、閉ざされた空間にいることに恐怖する症状。閉所恐怖症の人は閉所に対して閉塞感を覚え、逃げられない空間に対して過剰に身の危険を意識することがある。
先端恐怖症(aichmophobia)
針など先端が尖ったものに恐怖する症状。鉛筆や傘の先など、尖ったものを向けられることに恐怖する。尖ったものを向けられると目に突き刺さる感覚などを覚える。しばらく恐怖で目が開けられなくなることも。
集合体恐怖症(trypophobia)
ブツブツやツブツブ、斑点や穴の集合体に恐怖する症状。ハスの実、ボタンの穴、皮膚の湿疹、水滴などを嫌悪する。集合体を見ることで体中が痒くなる人が多い。
対人恐怖症(socialphobia)
対人場面で極度な不安などが生じる症状。赤面恐怖症、視線恐怖症、醜形恐怖症、電話恐怖症、吃音症、多汗症、自臭症、男性恐怖症、女性恐怖症など多岐に渡る。
醜形恐怖症(dysmorphophobia)
自分の容姿が他人とひどく劣っていると感じる症状。実際に容姿が整っているにもかかわらず自分の容姿を過剰に気にする場合も多い。醜形恐怖症の人は老いに対する恐怖も感じやすい。また、整形を繰り返してしまう人もいる。
海洋恐怖症(thalassophobia)
広大な海洋に恐怖する症状。海に吸い込まれる、流されていくことなどに恐怖するが、水にのみ恐怖する訳ではない。例えば海の上空に広がる無限大の空に対して恐怖する場合もある。
嘔吐恐怖症(emetophobia)
自分が嘔吐すること、他人が嘔吐する姿を見ることに恐怖する。自分が嘔吐することで嫌な想いをした、例えばいじめを受けた、からかわれたなどの経験や、他人の嘔吐に対する激しい嫌悪感などに起因する。
2.検索数は多くない三大恐怖症候補
※男性恐怖症・女性恐怖症・恋愛恐怖症・視線恐怖症・電話恐怖症などは検索数が多いが、対人恐怖症に含まれるため除外しています。また、動物恐怖症は広範であるため除外しています。
穴恐怖症(holeophobia)
広大な穴に吸い込まれる、落ちてしまうなどと恐怖する。穴から何か出てきて襲われそうなイメージを持つことも。ダム穴、トンネルなどぽっかりと空いた穴に恐怖する。
暗所恐怖症(nyctophobia)
暗闇に恐怖する。暗闇で怪我をしそうという現実の危険の他、何かが出てきそう、吸い込まれてしまいそうなど想像上の危険にも恐怖する。寝るのが怖い、目を閉じるのが怖い、停電が怖いなどを訴える場合が多い。
雷恐怖症(astraphobia)
雷鳴や稲光にに対して恐怖する。子供に多い。また、犬や猫などの動物に発症することもある。
巨大建造物恐怖症(megalophobia)
巨大なビル群、巨象などに恐怖する。見上げたときに足がすくむような感覚を覚える。襲われそうな恐怖や、巨大な人工物が存在する事実に恐怖する場合もある。
血液恐怖症(hemophobia)
血液に対して極度の不安を感じる。血液を見て失神してしまう人も。注射や負傷に対する恐怖症を同時に持つことが多い。
死恐怖症(thanatophobia)
この世から存在しなくなること、死に至る過程、身近な人の死などに恐怖する。また、生きる意味を過度に考えてしまう場合も。身近な人の死を経験することで一時的に死恐怖症が生じることもある。
飛行機恐怖症(aerophobia)
飛行機に対する恐怖症。飛行機事故やハイジャック事件などを連想することに恐怖する。また、巨大な物体が空中に浮いているという事実に恐怖する場合もある。
歯科恐怖症(dentophobia)
歯医者への恐怖症。歯を削る音、歯からの出血や痛みなどに恐怖する。
クモ恐怖症(arachnophobia)
動物恐怖症の中で最も多いとされている。日本より欧米の方が多い。海外の恐怖症ランキングでは1位になることもしばしば。
ピエロ恐怖症(coulrophobia)
ピエロに対する恐怖症。ジョニーデップが苦しんでいることで有名。ピエロの化粧や表情、映画の悪役イメージなど、恐怖する原因は多岐に渡る。
広場恐怖症(agoraphobia)
広場など広い空間に恐怖する症状。パニックになったときに助けがこないのではないかなどと不安に感じる。広場以外にも、行列、交通機関など身動きがとれないような場所で症状が出る場合もある。
不潔恐怖症(mysophobia)
俗に潔癖症と呼ばれる。
今回はここまでです。
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