ピーナッツバター恐怖症とは?
ピーナッツバターの何が怖いの?
症状や特徴、原因、克服法は?
そんなあなたの疑問にお答えする3分で読めるショート記事です。
本記事ではピーナッツバター恐怖症という非常に稀な症状について解説していきます。
✓恐怖症一覧
✓本記事のテーマ
【ピーナッツバター恐怖症】症状や特徴、原因、克服法の解説
✓本記事でわかること
ピーナッツバター恐怖症とは/ピーナッツバター恐怖症の症状と特徴/ピーナッツバター恐怖症の原因/ピーナッツバター恐怖症の克服
1.ピーナッツバター恐怖症とは?
ピーナッツバター恐怖症(Peanutbutterphobia)とは、ピーナッツバターに対して恐怖を抱く症状です。
ピーナッツバターの恐怖は、より正確には、ピーナッツバターが口蓋に付着することへの恐怖です。
ピーナッツバター恐怖症は、しばしば窒息への恐怖を引き起こします。
2.ピーナッツバター恐怖症の症状や特徴
ピーナッツバター恐怖症の症状や特徴には以下のようなものがあります。
- ピーナッツバターに対して異常な恐怖を抱く。
- ピーナッツバターのことを考えると息切れや動悸などの身体症状が生じる。
- ピーナッツバターのねっとりとした感触が嫌い。
- ピーナッツバターが口蓋に張り付くのが怖い。
- ピーナッツバターによる窒息を恐れる。
- ピーナッツバターによるアレルギーを恐れる。
3.ピーナッツバター恐怖症の原因
ピーナッツバター恐怖症の原因として、トラウマ的出来事、遺伝的要因、ピーナッツアレルギーなどが挙げられます。
①トラウマ
ピーナッツバターに関するトラウマ的出来事として考えられるのは、幼少期のピーナッツバターによる窒息です。
特にサンドウィッチによる窒息が多く、その中でもピーナッツバタークリームを塗ったサンドウィッチの窒息は非常に多いとされています。
また、初めてピーナッツバターを食べたときの味や触感に対する不快感によってピーナッツバターに恐怖する可能性があります。
②遺伝的要因
気質や新しいものへの反応、その他の多くの特徴は、両親から受け継がれています。
また、特定のものに対するネガティブな感情など、周囲の人々に影響を受けて行動特性を選択します。
したがって、親がピーナッツバターを恐れているならば、子供も同じ恐怖症を持つ可能性が高まります。
③ピーナッツアレルギー
米国疾病管理予防センター(CDC)によると、ピーナッツは重篤なアレルギー反応を引き起こす可能性のある食品のトップ8に入っています(木の実、魚、甲殻類、大豆、牛乳、卵、小麦とともに)。
ピーナッツアレルギーの結果として、ピーナッツバターへの恐怖につながる可能性があります。
実際にピーナッツアレルギーが発症したことで恐怖が現れる場合もあれば、ピーナッツアレルギーの人が苦しむ様子を見て恐怖が現れる場合もあります。
4.ピーナッツバター恐怖症の克服
ピーナッツバターに対する恐怖が不合理な場合は、曝露療法や認知行動療法が治療法として適用されます。
曝露療法は、恐怖刺激を与え、恐怖反応が軽減、消失するまでプロセスを繰り返します。
まずは少量のピーナッツバターを摂取することから始め、徐々に量を増やしていきます。
このとき、ピーナッツバターは決して怖いものではなく、実害の無いものであることを強く認識します。
認知行動療法においては、誤った認知を正しいものに置き換えていくことを目指します。
ピーナッツバターに対する偏見によるネガティブな印象を、ポジティブなものへ置き換えていきます。
一方で、ピーナッツアレルギーがある場合や、ピーナッツバターで窒息したことがある人は注意が必要です。
実際に自己判断による治療により、窒息してしまったケースがアメリカで発生しているようです。
必ず専門家立ち合いのもと、安全を第一優先として焦らずじっくりと治療することが重要です。
一般的な恐怖症の治療法についてはこちら
その他の恐怖症は以下の記事からご確認ください。
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