雨恐怖症とは?
雨恐怖症の症状とは?
雨恐怖症の原因は?
雨恐怖症の克服法は?
そんなあなたの疑問にお答えします。
本記事を読むことで、雨恐怖症の対処法をふくめた全容が一気に確認できます。
✓恐怖症一覧
✓本記事のテーマ
【雨恐怖症】人はなぜ雨が怖いのか?【音や匂いが苦手?】
✓本記事でわかること
雨恐怖症とは/雨恐怖症の症状/雨恐怖症の原因と克服法など
1.雨恐怖症とは?
雨恐怖症(ombrophobia)とは、雨や雨天を過度に恐れる心理的な症状です。
雨恐怖症は、一般的な恐怖症や不安障害の一種とされることがあります。
2.雨恐怖症の症状
雨恐怖症の症状には以下のようなものがあります。
- 雨が降ると強い不安やパニック発作が起こる。
- 雨の予報を聞くだけで不安を感じる。
- 雨の日に外出を避け、家にこもることが多い。
- 雨の音や雨の匂いを感じただけで不安を感じる。
- 雨の日に関連する悪夢を見ることがある。
- 雨の日の夜はほとんど寝ることができない。
- 雨の日の運転が異常に怖い。
- 雨の日、転びそうで道を歩くのが怖い。
その他、
- 雲を見ただけで怖くなってくる。
- 雷の音が鳴ると怖い。
このように、雲恐怖症や雷恐怖症などを同時に発症していることもあります。
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3.雨恐怖症の原因
雨恐怖症の原因は、過去のトラウマに起因していることが多いようです。
- 小さい頃、大雨でずぶ濡れになった経験がある。
- 冠水や洪水、土石流などの被害にあったことがある。
- 雨の日に車両事故を起こしたことがある。
- 雨の日に転倒して大怪我をしたことがある。
- 雨に打たれて長期間体調を崩してしまったことがある。
- 雨漏りによって大損害を被ったことがある。
その他、雨が恐怖体験を呼び起こすトリガーになっていることもあります。
例えば失恋をした日が大雨であったため、雨の日にそのときのショックが思い出されるなどです。
4.雨恐怖症の克服
雨恐怖症の治療には薬物療法や催眠療法などが用いられることがあります。
ここでは、恐怖症の治療法として一般的な、暴露療法を用いた雨恐怖症の克服法を紹介します。
暴露療法とは、危険が及ばない範囲で恐怖の対象に敢えて直面するという方法です。
雨恐怖症の人の中には、家の中にいるのに雨の音が怖くて外出できないというケースがあります。
家の中にいるのでほぼ危険は及びません。それにも関わらず、雨による事故や災害を連想し、恐怖してしまうのです。
しばしば恐怖症の人は、起こりもしないことに想像をめぐらせて恐怖してしまいます。
そこで、恐怖の対象物と向き合うことで誤解を解き、少しずつ耐性をつけていくというのが暴露療法です。
雨恐怖症に関しては、以下のような方法が考えられます。
- 雨の写真などを見て雨の光景に慣れる。
- 写真に慣れたら、雨の音に慣れていく。
- 雨の音に慣れたら、雨の映像に慣れていく。
- 実際に雨の日に外出し、耐えられる時間を増やしていく。
写真であれば小さい物から大きい物へと、実際に外出する場合は雨が弱い日から強い日へと、少しずつ段階を踏んで慣れていきます。
この際、心に浮かんだ感想や耐えられた時間などを記録し、心の変化や状況が改善していく様子を観察していくとよいでしょう。
今回はここまでです。
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