【ネズミ恐怖症】ネズミが怖い!ネズミに恐怖する人の心理や原因とは?

恐怖症
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知りたガリお

ネズミ恐怖症とは?
ネズミの何が怖いの?
克服法はある?

そんなあなたのための記事です。

ネズミ恐怖症(Musophobia)とは、ネズミに対して不合理な恐怖を抱く症状で、動物恐怖症の一種です。

ネズミ恐怖症の人は、ネズミを見るだけでパニック発作を起こしてしまうことがあり、中には気絶してしまう人もいるのだとか。

ドラえもんもネズミ恐怖症として作中で描かれています。

昼寝中に耳をかじられて以来ネズミを異常に恐れており、「ネズミの“ネ”の字を聞いただけでぞっとする」と発言しています。

ネズミに恐怖する原因は様々ありますが、多くの人はネズミに関して何らかのトラウマがあるようです。

本記事ではネズミ恐怖症の特徴や症状、原因や克服法について解説していきます。

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【ネズミ恐怖症】ネズミが怖い!ネズミに恐怖する人の心理や原因とは?

✓本記事でわかること

ネズミ恐怖症の特徴と症状/ネズミ恐怖症の原因/ネズミ恐怖症の克服

1.ネズミ恐怖症の特徴と症状

ネズミ恐怖症の特徴と症状を以下にまとめました。

  • ネズミに対して強い不安や恐怖を抱く。
  • ネズミに直面すると身体症状(心拍数の増加、動悸、パニック発作など)が生じる。
  • ネズミを見ることができない。
  • ネズミに噛まれることを恐れる。
  • ネズミの鳴き声が苦手。
  • ネズミのことを考えるだけで不快感が生じる。
  • ネズミを避けて生活する。
  • 重度の場合、外出できなくなる。
  • ネズミを過度に不潔なものであると考える。

2.ネズミに恐怖する原因

ネズミに恐怖する原因には様々なものがあります。

①トラウマ

小さい頃にネズミに噛まれた、ネズミに驚いて転倒した、ネズミが登場するホラー映画を見たなど、過去の恐怖体験が原因となってネズミ恐怖症が発症することがあります。

②遺伝的要因

親がネズミ恐怖症の場合、子供にその気質が遺伝してネズミ恐怖症が誘引されることがあります。

また、親のネズミに対するネガティブな言動の影響によって、子供がネズミに対してネガティブな印象を抱く可能性が高まります。

恐怖症はしばしば、家族の恐怖症歴に影響して引き起こされます。

③強い予期不安

ネズミ恐怖症の人は、ネズミに噛まれることを極度に恐れる場合があります。

普通に生活していればネズミに噛まれるどころか、ネズミに遭遇することもほとんどありません。

それにも関わらず、ネズミに出会ったらどうしよう、そのネズミに噛まれたらどうしようと不合理な恐怖を抱いてしまうことがあります。

④感染への恐怖

ネズミに恐怖する理由として一般的なものです。

ネズミを過度に不潔な存在であると考える場合、ネズミに触れる、ネズミに噛まれることで病気になり、極端なケースでは気が狂うのではないか、死んでしまうのではないかと心配してしまいます。

ネズミが病気の感染源になることは確かにあるのですが、ネズミの不潔度合いは生息環境に依存します。

病院などで研究目的で使用されるラットなどはほぼ無菌であり、必ずしも不潔な存在ではありません。

一方、下水道やゴミ置き場を生活環境の一部とするネズミは、サルモネラ菌など様々な病原菌を保有しています。

⑤食料汚染への恐怖

歴史的に見て、ネズミの食料汚染は人々を悩ませてきました。

食料備蓄庫にネズミが侵入して食料を食い荒らすこともさることながら、同時に巻き散らす病原菌や糞による食料汚染は深刻な問題です。

⑥神話や伝承の影響

ネズミを不潔や邪悪の象徴として描かれている神話や伝承は多く、その影響からネズミにネガティブな印象を抱く可能性があります。

ドラえもんもそうですが、作中のある人物、動物がネズミを極端に恐れているように描かれている物語も多くあります。ゾウがネズミを恐れるという伝承などが典型です。

⑦メディアの影響

映画で不吉の予兆として大量のネズミが這い回るシーンを一度は見たことがあるのではないでしょうか。

メディアはしばしばネガティブな物事のメタファーとしてネズミを利用します。

このような演出を何度か見るうちに、ネズミを陰鬱で汚らわしい存在であると認識してしまうことがあります。

3.ネズミ恐怖症の克服

ネズミ恐怖症の克服法として一般的なものは曝露療法です。

自身に危険が及ばない範囲で恐怖の対象物に直面し、少しずつ慣れていくことを目指します。

その際、恐怖症の症状がなくなった後の楽しい生活を想像するなど、できる限りポジティブな気持ちで治療を行うことが重要です。

ネズミ恐怖症においては、ネズミのイラストを見る、写真を見る、映像を見る、実物を見る…といった具合に、少しずつステップアップしながらネズミに慣れていきます。

また、ネズミに対しての偏見や先入観を解消することも重要です。恐怖症はしばしば、対象物への勘違いで起こります。

例えばサメ恐怖症の人の多くは、サメは人を殺傷する危険な生物であると考えています。しかし、サメによる人の殺傷事故はほとんど起きていません。

このような対象物への認識の誤りを正しいものに置き換えていくことで、少しずつ恐怖症が緩和していく可能性があります。

ただし、ネズミの中には病原菌を持っていて不潔なものも存在します。なので、ネズミに対する恐怖は必ずしも不合理なものではないのです。

そのようなネズミに対しては感染対策をしっかりと行い、適切な駆除や回避の方法を取り入れることも一方で重要です。

一般的な恐怖症の治療法についてはこちらをご確認ください。

その他の恐怖症は以下の記事からご確認ください。

今回はここまでです。

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