
記憶恐怖症とは?
記憶恐怖症の特徴は?
そんなあなたのための3分で読めるショート記事です。さっそく始めます。
✓恐怖症一覧
✓本記事のテーマ
【記憶恐怖症】過去の記憶が怖い!記憶するのが怖い!記憶を忘れるのが怖い!
✓本記事でわかること
記憶恐怖症とは/記憶恐怖症の3つの解釈
1.記憶恐怖症とは?
記憶恐怖症(Mnemophobia)とは、記憶に関する恐怖症状を表す言葉です。
正式な医学や心理学の診断名ではなく、様々な解釈のもとにこの言葉が使われています。
次章で詳しく見ていきましょう。
2.記憶恐怖症の3つの解釈
記憶恐怖症は、過去の記憶による恐怖、記憶することへの恐怖、記憶を忘れることへの恐怖の3つの解釈があります。
①過去の記憶による恐怖
過去のトラウマによる恐怖です。車両事故に遭った人が車に乗ることに恐怖するなどがこの例に当てはまります。
過去の記憶による恐怖が記憶恐怖症とするならば、多くの恐怖症と共通する部分があるということになります。
ハチに刺されて蜂恐怖症になった、大火傷をしたから火恐怖症になったなども記憶恐怖症の一種ということになります。
ただし、記憶恐怖症は正式な診断名ではないため、この解釈は参考程度にとどめてください。
②記憶することへの恐怖
記憶がうまくできない人が、暗記などの作業に恐怖するという意味で記憶恐怖症という言葉が使われることがあります。
ポエム恐怖症、長い単語恐怖症、読書恐怖症、書籍恐怖症、知識恐怖症などにも一部の心理が共通しています。
③記憶を忘れることへの恐怖
アルツハイマー病などの認知症の人が、記憶が日々消失していくことに恐怖する状態を示すために記憶恐怖症という言葉が使われることがあります。
恐怖症の多くは実害がないにも関わらず恐怖するという不合理なものが多い一方で、このケースは実際の記憶消失を恐れての恐怖です。
記憶消失は避けられないと考えられるので、周囲のケアが重要であるといえます。
アルツハイマー病は、主に中高年以上の年齢層で見られる神経変性疾患の一つで、認知症の60~70%に該当する病状です。この病気は、徐々に進行し、認知機能の低下や記憶障害を引き起こします。アルツハイマー病は一般的に、脳内の神経細胞の異常なたんぱく質の蓄積により引き起こされると考えられています。アルツハイマー病は、個々の症状や進行の速さが異なることがあり、診断は主に臨床評価や神経心理学的なテストに基づいて行われます。現在のところ、アルツハイマー病の原因や治療法については完全に解明されていないため、予防や治療に関する研究が進められています。
さて、今回は記憶恐怖症についてでした。
一般的な恐怖症の治療法についてはこちらをご確認ください。
その他の恐怖症は以下の記事からご確認ください。
今回はここまでです。
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