快楽恐怖症とは?
快楽恐怖症の原因や克服法は?
そんなあなたのための3分で読めるショート記事です。さっそく始めます。
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【快楽恐怖症】快楽を得ることが怖い!罪悪感と自尊心の低さが原因か?
✓本記事でわかること
快楽恐怖症とは/快楽恐怖症の原因:平等主義や禁欲主義、罪悪感と自尊心の低さ/快楽恐怖症の克服
1.快楽恐怖症とは?
快楽恐怖症(Hedonophobia)とは、快楽を得ることに対して過度な恐れや嫌悪感を示す症状です。
‘Hedon’または ‘hedone’は古代ギリシャ語で、「快楽」を意味し、’phobia’は「恐怖」を意味します。
快楽恐怖症は快楽の伴う経験を楽しむことができない状態であり、通常は持続的な病状です。
2.快楽恐怖症の原因
快楽恐怖症は一般的な恐怖症と異なり、個人の信念によって引き起こされます。
①平等主義や禁欲主義
平等主義の人が、経済的に苦しい状況の人と連帯感を感じている場合があります。
自分が快楽を得ることで他人が苦しむと感じ、自分が良い気分になるべきではないと考えてしまいます。
これは、禁欲主義が奨励されている宗教観からも引き起こされることがあります。
②罪悪感と自尊心の低さ
快楽恐怖症は、快楽を感じることや楽しい感覚を経験することに対して、文化的な背景や教育に起因する一種の罪悪感を抱いています。
これは、快楽を軽蔑し不適切だと考える文化的背景や教育によるものであり、他人が苦しんでいる中で楽しんでいることに対する社会的な罪悪感が結びついています。
このような罪悪感を抱くのは、自分に価値がないと感じる自尊心の問題を抱えている人にとって一般的です。
自尊心が低い人は、自分程度の人間には快楽が与えられるべきではないと感じてしまいます。
3.快楽恐怖症の克服
快楽恐怖症の原因は認知の歪みが原因であるため、認知行動療法が治療法として考えられます。
認知行動療法は、過去の歪んだ信念を解消し、罹患者の諸症状に影響を与えるのに効果的なアプローチです。
快楽恐怖症の人は、自分に楽しいものは不適切である、または苦行を伴うものしか自分には値しないと考える傾向にあります。
快楽をふくむ信念を再構築し、非論理的な思考を切断することが非常に重要であるといえます。
一般的な恐怖症の治療法についてはこちらをご確認ください。
その他の恐怖症は以下の記事からご確認ください。
今回はここまでです。
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