電気恐怖症とは?
電気恐怖症の人は電気の何が怖いの?
そんな疑問にお答えします。
まずが以下の写真をご覧ください。電気恐怖症の人が恐怖する物の一例です。
電気恐怖症の人は電気や電気に関連する製品などに恐怖を抱きます。
本記事では電気恐怖症の解説の他、関連する静電気恐怖症や雷恐怖症、電磁波過敏症などを解説します。
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【電気恐怖症】人が電気を怖がる意外な理由とは?【実例画像付】
✓本記事でわかること
電気恐怖症とは/電気恐怖症の原因/電気恐怖症の治療法
1.電気恐怖症とは?
電気恐怖症(electrophobia)とは、電気に対して極度な恐怖を抱く症状です。
電気恐怖症の人は、電気や電子機器に極度の不安を覚えます。他人が電化製品を持っているだけで強い不安が生じることもあります。
電気は潜在的に驚異的なものであるので、電気恐怖症は完全に不合理な恐怖症とはいえません。
しかし、電気恐怖症の人は、高電圧の危険な物だけでなく、害を及ぼすことが無いとわかっている物にも等しく恐怖する場合があります。
2.電気恐怖症の原因
①トラウマ
感電したことがあるなど、電気に関する恐怖体験がある場合です。電気がトリガーとなり、過去の恐怖体験が呼び起こされます。
②本能的・遺伝的要因
動物が電気を恐れるように、本能的に電気を恐れる場合があります。
③親の影響
過保護な親が、子供が電化製品に触れることを過度に危険視した場合、子供にとって電気が不合理な恐怖の対象になる恐れがあります。
④静電気が怖い
電気が怖いという人の中に、静電気が怖いという静電気恐怖症の人がいます。
雷は大きな静電気であるといえるので、雷恐怖症も関連しています。
⑤電磁波過敏症
電化製品などの電子機器が怖い場合、電磁波過敏症の可能性があります。
電磁波過敏症とは、「電磁波にさらされることによって健康を害する」と考える症状です。
電磁波過敏症については否定的な見解を示している研究機関が多く、思い込み等のノセボ効果の影響であるとみなされています。
3.電気恐怖症の治療法
電気恐怖症の治療法としては暴露療法が一般的です。
安全を確保した状態で、電気にあえてさらすというものです。
最初の段階では電気に対する恐怖が小さいイラストや写真などを患者に見せます。
このとき、実物の電気を想像しながら、少しずつそのイラストや写真に慣れていきます。
このステップが首尾よくクリアされると、今度は実際の電気に患者をさらします。
例えば携帯電話などの電化製品に触れさせるなどです。
このとき、患者が過度の恐怖を抱く恐れがあるため、セラピストは呼吸法や筋弛緩法などの対処方法を同時に教えます。
このようにしながら、電気に対して少しずつ鈍感にしていきます。
しかし、自己判断による恐怖症の治療が逆効果となり、症状を悪化させる場合があります。
恐怖症の治療法は、様々な方法が考えられますので、自分にあった治療法を選択することが重要です。
治療法についてはこちら
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今回はここまでです。
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