美人恐怖症とは?
症状や特徴は?
原因や克服法は?
そんなあなたの疑問にお答えする3分で読めるショート記事です。
美人恐怖症、それは、極度に美人を恐れる症状です。
美人に対して憧れを抱き、ポジティブな印象を持つ人が多いその陰で、美人に対して強い恐怖を抱く人々がいます。
本記事では美人恐怖症の複雑な心理を紐解くため、症状や特徴、原因や克服法などを解説していきます。
✓恐怖症一覧
✓本記事のテーマ
【美人恐怖症】なぜ美人が怖いのか?その心理とは?
✓本記事でわかること
美人恐怖症とは/美人恐怖症の症状や特徴/美人恐怖症の原因/美人恐怖症の克服など
1.美人恐怖症とは?
美人恐怖症(Caligynephobia)とは、美人に対して恐怖を抱く症状です。
美人に対するコンプレックスや、美人が関連するトラウマが原因となって発症します。
人とのコミュニケーションに関わるため、対人恐怖症の一形態であると考えられます。
関連する恐怖症として、醜形恐怖症が挙げられます。
醜形恐怖症とは、自身の美醜に極度にこだわる症状です。
醜形恐怖症が自身の美醜にこだわるのに対し、他者の美醜を意識して恐怖するのが美人恐怖症です。
一方で、醜形恐怖症には他者と比べて自分の容姿が劣っていると感じて恐怖する場合があり、美人恐怖症と類似する心理が見て取れます。
醜形恐怖症については、詳しくは以下の記事をお読みください。
2.美人恐怖症の症状や特徴
美人恐怖症の症状や特徴は多岐に渡ります。
- 美人に対して恐怖や不安を抱く。
- 美人を見ると不快感が生じる。
- 美人を見ると息切れや動悸などの身体症状が生じる。
- 美人と比べて自分がひどく劣っていると感じる。
- 美人に対して強い嫉妬を感じる。
- 美人を怖い人であると感じる。
- 美人を冷たい人であると感じる。
- 美人が自分を馬鹿にしている感じる。
- 美人と一緒に歩くのが怖い。
- 街中で美人を見かけると避ける。
美人に対する劣等感、羨望、嫉妬など、様々な感情が入り混じっていることがわかります。
3.美人恐怖症の原因
美人恐怖症の原因として、過去の恐怖体験によるトラウマが挙げられます。
その他、低すぎる自己肯定感などが原因として考えられます。
①トラウマやメディアの影響
いじめや虐待の相手が美人だったなど、過去のトラウマと美人が結びついているケースが、美人恐怖症の主な原因です。
メディアの影響も考えられます。美人を題材にしたホラー作品などがその一つです。
また、美人に対して先入観を抱かせるような偏向報道なども原因になります。
美人を「嫌なやつ」「鼻持ちならないやつ」「冷たいやつ」と思わせるような意図的な演出が、しばしばメディアによって垂れ流されます。
②低すぎる自己肯定感
自己肯定感が低く、他者に対して劣等感を抱きやすい性格の人は美人恐怖症になりやすいといえます。
他者との比較に執着し、他者に羨望し、無いものねだりをしてしまっている状態です。
中には美人と比較されて、自分が周囲に否定されているという妄想を抱く人もいるようです。
4.美人恐怖症の克服
美人恐怖症の克服法として、曝露療法や認知行動療法などが挙げられます。
曝露療法は患者に恐怖刺激を与え、恐怖反応の軽減、消失を目指します。
美人恐怖症においては、美人の写真を見たり実際の美人と会話しながら少しずつ美人に慣れていきます。
また、美人だからといって自分に害を与える存在では無いと認識することが重要です。
恐怖症の多くに、実害が無いものに対して恐怖を抱いている場合があります。
その不合理さを理解することも、恐怖症の治療においては重要です。
その点においては、恐怖の対象物に対するアプローチを変えていく認知行動療法は最適な治療法であるといえます。
一般的な恐怖症の治療法についてはこちら
その他の恐怖症は以下の記事からご確認ください。
今回はここまでです。
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