バンドワゴン効果・アンダードッグ効果・スノッブ効果・ヴェブレン効果の違いを3分で理解!

心理学の応用
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知りたガリお
 

バンドワゴン効果・アンダードッグ効果・スノッブ効果・ヴェブレン効果の違いを知りたい!

そんなあなたに向けた、4つの効果の違いに特化した記事です。

3分共通点と違いが一気に理解できます。

✔本記事のテーマ

バンドワゴン効果・アンダードッグ効果・スノッブ効果・ヴェブレン効果の違いを3分で理解!

✔本記事でわかること

意味/具体例/由来/共通点/違い

バンドワゴン効果・アンダードッグ効果・スノッブ効果・ヴェブレン効果の違い

1.4つの効果の意味、具体例、由来

①バンドワゴン効果

英語

bandwagon effect

意味

多数派の意見に同調する現象。

日本語の「時流に乗る」、「多勢に与する」、「勝ち馬に乗る」に近い意味を持つ。

「人が持っている物が欲しい」、「人気店が好き」、「高レビュー商品が好き」などの心理現象の説明に用いられる。

由来

政治活動に使われた楽隊をともなったバンドワゴン(馬車)に、見物人が集まってくる様子から。

経済学者のライベンシュタインによって、スノッブ効果、ヴェブレン効果とともに提唱された用語。

バンドワゴン効果の全記事はこちら

②アンダードッグ効果

英語

underdog effect

意味

劣勢、弱い立場の者を応援したくなる心理現象。日本語の「判官贔屓」に近い意味を持つ。

由来

アンダードッグは直訳するとかませ犬、負け犬とされることが多いが、守るべき弱い者という意味の方が適する。

アンダードッグ効果の全記事はこちら

③スノッブ効果

英語

snob effect

意味

他の人が持っていない物に価値があると感じる心理。

「他人と同じ物は嫌」、「希少性のある珍しい物が好き」、「限定品が好き」などの心理現象の説明に用いられる。

差別化、特権に価値を見い出す心理。

由来

スノッブは俗物を意味するスラングで、「教養をひけらかす見栄張り」、「地位を自慢する嫌なやつ」、「他人を見下す嫌なやつ」などの意味を持つ。

④ヴェブレン効果

英語

veblen effect

意味

値段が高い物、豪華な物に価値があると感じる心理。

「三ツ星レストランが好き」、「豪華客船が好き」、「高級ブランド品が好き」などの心理現象の説明に用いられる。

由来

1899年にアメリカの経済学者ヴェブレンが、顕示的消費に言及したことから。

2.4つの効果の意味、具体例、由来

①バンドワゴン効果・スノッブ効果・ヴェブレン効果の共通点

経済学者のライベンシュタインによって提唱された。顕示的消費に関連する。

顕示的消費とは、生活の利便性や商品の必要性とは無関係の消費行動のことである。社会的地位や財力を誇示することを目的とする。

②バンドワゴン効果・スノッブ効果・ヴェブレン効果の生じ方の違い

バンドワゴン効果は、「人々が他者と同じ物を購入しようとする心理的傾向」によって生じる。

スノッブ効果は、「人々が他者と異なった物を購入しようとする心理的傾向」によって生じる。

ヴェブレン効果は、「人々が低価格な物を避け高価格な物を購入しようとする心理的傾向」によって生じる。

③バンドワゴン効果とアンダードッグ効果の違い

バンドワゴン効果は多数派が尊重され、アンダードッグ効果は少数派が尊重される側面がある。

④バンドワゴン効果とスノッブ効果の違い

バンドワゴン効果は、みんなが持っている物が欲しい、自分だけ持っていないことが恥ずかしいと考える。他者の需要が増えると、自分の需要も増える。

スノッブ効果は、みんなが持っていない物が欲しい、みんなが持っている物を持つことが恥ずかしいと考える。他者の需要が増えると、自分の需要が減る。

⑤4つの効果の違いまとめ

まず、提唱者が違うことから、バンドワゴン効果・スノッブ効果・ヴェブレン効果とアンダードッグ効果は大きく異なる。

前者は経済学に由来する心理効果で、後者は選挙活動に関する心理効果である。

さらに、バンドワゴン効果・スノッブ効果・ヴェブレン効果は、消費に対する異なる心理傾向を示している。

今回はここまで。

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