やる気のある無能の特徴や対処法を知りたい。
ゼークトの組織論って何?
そんなあなたに向けた記事です。
「やる気のある無能は今すぐ●●●!」
この格言、●●●に何が入ると思いますか?
今回は「やる気のある無能」について。
1章ではゼークトの組織論について解説しています。ゼークトの組織論はジョークの類で、嘘と言う人もいます。ですが、面白いので一種のネタとして紹介します。
2章ではやる気が有る無能が迷惑な理由を、ひろゆき氏の意見とともに紹介しています。
※巻末でひろゆき氏の動画も紹介しています。3分ぐらいの映像です。
3章ではやる気が有る無能の特徴をできる限り紹介します。
4章では対処法を紹介しています。やる気が有る無能はけっこう迷惑なので、手を打っておきたいものです。
✔本記事のテーマ
【ゼークトの組織論】やる気のある無能は今すぐ●●せ!【迷惑な人の特徴】
✔本記事でわかること
【やる気のある無能の特徴を知り、対策をしましょう】ゼークトの組織論/ひろゆきの意見/やる気のある無能の特徴と対策
やる気のある無能の特徴を知り、対策をしましょう!
1.やる気の有る無能とゼークトの組織論
「真に恐れるべきは有能な敵ではなく無能な味方である。」
これはナポレオンの有名な言葉である。
人間は「やる気があるかないか」「有能か無能か」で4つに大別できる。
- やる気が有る有能
- やる気が無い有能
- やる気が有る無能
- やる気が無い無能
この中で最も迷惑な存在はどれか。
多くの識者は「やる気が有る無能」であると答える。
「活動的な馬鹿より恐ろしいものはない。」
これはゲーテの有名な言葉である。
「やる気がある無能」について最も有名なエピソードは、ドイツの軍人ゼークトによるものだろう。
ゼークトが語ったとされる「ゼークトの組織論」である。ある種のジョークであり、実際にゼークトが語ったかは定かではない。
ゼークトの組織論では、軍人を「勤勉か怠慢か」「利巧か愚鈍か」で4種類に大分した。そしてそのそれぞれにおいて、適切な役割があると考えた。
- 勤勉な利巧…参謀に適している。
- 怠慢な利巧…指揮官に適している。
- 勤勉な愚鈍…?????
- 怠慢な愚鈍…前線の駒に使え。
「勤勉な利巧」、つまり「やる気が有る有能」は、前線での参謀に向いている。
背中で見方を引っ張っていくタイプである。
「怠慢な利巧」、つまり「やる気が無い有能」は、全体の指揮官に向いている。
ある意味合理的なタイプの人間で、安全策や防衛策を練るのに向いている。
「怠慢な愚鈍」、つまり「やる気が無い無能」は、前線に送り込む弾避け要員である。
能力が無い分、味方の防壁としての役割が向いている。
そして「勤勉な愚鈍」、つまり「やる気がある無能」は何に向いているのだろうか。
結論、今すぐ追い出すべきである。「ゼークトの組織論」のジョークでは、「今すぐ●●せ!」である。
2.やる気が有る無能はなぜ迷惑なのか?
なぜやる気が有る無能が厄介なのか、西村博之氏の発言が参考になる。
- やる気が有る人はには盲点があり、環境をそのまま受け入れる。
- 周りがやっていることに疑問を持たない。だから、単純に行動に移す。
- やる気が無い人はラクをする発想から、さまざまな発明を生み出すが、与えられた環境で言われた通りにやるしかできない人からそういう発想は出てこない。
- やる気が無い無能は、考え方を変える余地がある。
- やる気が有る無能は頑張り方を変えない。「今までこのやり方でやってきた」というバイアスにとらわれている。
- 精神論でやってのけるタイプは要注意。
- そういうタイプは要領よくやれているか客観視するべき。
- まぁ、それができないから無能なんですが。
誰の発言か特定できなかったが、経営に関する名言を見つけた。
「無能な人間を雇うと、二つの問題を抱えることになる。彼ら自身の能力の不足と、彼らが引き起こす他の人々の問題だ。」
「やる気のある無能」は、能力が狭いうえに視野が狭く、周囲に迷惑を巻き散らす。
しかし、やる気があるために良かれと思っている節があり、無反省である。
無反省であるから行動を改善することができず、いつまで経っても迷惑な存在である。
それゆえゼークトは、「今すぐ●●せ!」と言ったのである。
3.やる気が有る無能の特徴
やる気がある無能の特徴には以下のようなものがある。
- 無能の自覚がないので、同じミスを繰り返す。
- それゆえ、仕事の効率が悪く、残業が多い。
- 自分がミスをした自覚がないので、責任転嫁をよくする。
- 客観視できないので、本人は有能と思っている。
- トラブルをおかしている自覚が無いので、報告・連絡・相談を怠る。
- 謙虚さがない。なぜなら無能の自覚がないから。
- 間違えを認めない。なぜなら無能の自覚がないから間違えているとすら思っていない。
- 中途半端な仕事をする。
- 自己判断で仕事を進める。
- 目標設定を見誤る。
- 言われた通りにできない。なぜなら無能の自覚がないから。
- 生産性の無い仕事に時間をかける。やる気はあるが、無能なので生産性の判断ができない。
- 無駄に声がでかい。自分を客観視できない人間の傾向である。
4.やる気が有る無能の対策
組織においては「やる気が有る無能」を排除することが重要である。
しかし、現実問題、簡単に職場から追い出すことはできない。
そこで、やる気が有る無能への対策を講じたいと思う。
①雇う側の対策
「やる気が無い無能」はまだましである。基本、他力本願であるため困ったら聞いてくるからだ。
一方、「やる気が有る無能」は、無駄な全能感があるため、頼ってくることはない。
そこで、「やる気が有る無能」には、限られた狭い領域の仕事を割り当てると良い。
やる気があれば誰でもできる仕事、迷惑がかかる範囲が極めて狭い仕事を積極的に振っていこう。
間違っても他部署が絡む仕事や、社運を賭けたプロジェクトは任せないようにしよう。
物は使いようで、仕事を選べばプロフェッショナルとして活躍するかもしれない。
なお、「やる気がある無能」は無自覚なケースが多いので、一度陥ると改善が難しい。
そうならないように自身が努力することもまた、重要である。
②自分が迷惑な無能にならないための対策
まずは「3.やる気が有る無能の特徴」に照らし合わせ、自分に該当する項目が無いか確認しよう。
「やる気がある無能」は無自覚であるため、改善の第一歩は自分の状態を診断することである。
これができれば、実は改善が可能なのである。
無自覚が最大の原因であると心得よう。
自覚をすることができれば、わからないことは調べる、上司に判断を仰ぐ、ミスを認めて改善する、周囲と強調する、こまめな報告・連絡・相談などを心がけよう。
つまり、自分を過信しないようにしよう。
今回はここまでです。
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