孤独恐怖症とは?
孤独恐怖症の症状とは?
孤独恐怖症の治療方法は?
そんなあなたの疑問にお答えします。
本記事では孤独恐怖症の症状や心理をもとにした診断テストを紹介します。
後半では治療法や、克服に役立つ書籍の紹介をしています。
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【孤独恐怖症診断テスト】孤独恐怖症の典型症状とは?
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孤独恐怖症とは/孤独恐怖症診断テスト/治療法/オススメ本の紹介
孤独恐怖症診断テスト
1.孤独恐怖症とは?
孤独恐怖症(Autophobia)とは、孤独、孤立、放置、無視などに対して病的な恐怖を示す症状です。
孤独恐怖症の人は、一人の場面だけでなく他の人と一緒にいる状況においても、様々な問題に対処できないことを恐れ、孤立した状態で苦しむことがあります。
一方、人間関係が物理的に存在している場合でも、関係の悪化や孤立を恐れ、その関係を放棄することもあります。
また、パニック障害を持つ人が孤独な状況下で発作が起きることを恐れる場合があります。パニック障害と孤独の関係については、留守番恐怖症の記事をお読みください。一人を恐れ、パニック発作や分離不安症が起きることがある症状については、一人恐怖症の記事をお読みください。
2.孤独恐怖症診断テスト
孤独恐怖症の特徴や症状を以下に挙げます。当てはまる項目がないか診断してみましょう。
- 一人になると強い不安が生じる。
- 一人になる瞬間を想像して恐怖する。
- 一人になると孤独を感じ、その感覚が持続的に続く。
- 集団の中で自分が孤立していないか恐れる。
- 相手の連絡が来ないと不安になる。
- 街中でカップルや家族を見ると自分が孤独に思える。
- 家族や恋人の姿が見えなくなると不安になる。
- 人混みの中で立ち往生してしまうことがある。
- 一人になると良くない事が起こると考えてしまう。
- 良くない事が起きた時、一人では対処できないと考える。
- 社会に取り残されていないか不安になる。
- 自分が社会的に不必要な存在であると感じる。
一つぐらいは当てはまる項目があったのではないでしょうか。
人は誰でも孤独に感じる瞬間はあると思います。例えば、今私は一人で作業しているので、多少なりとも孤独を感じているのかもしれません。
しかし、今一人だからといって、社会とつながりが絶たれているとまでは感じません。少し外に出れば、あるいは時間が経てばこの状態は解消できると理解できるので、一人の状態に恐怖することはありません。
一方で孤独恐怖症の人は、一人の状態、あるいは一人になる瞬間を想像して恐怖し、その感覚が途絶えることのない持続的なものになってしまっているのです。
3.孤独恐怖症の治療法
恐怖症の一般的な治療法は曝露療法です。孤独恐怖症の例でいうと、一人でいることに少しずつ慣れ、その時間を延ばしていくというものです。
治療の過程で、一人でいることに不安を覚えるかもしれませんが、何も起きない事に気づくことでしょう。このように、自分の感じる恐怖が不合理であると感じることが重要です。
ただし、いきなり無理をしないことをおすすめします。例えば、いきなり独りぼっちの状態に自分をさらすことは避けるようにしましょう。
安心できる家族や友人が近くにいる環境で治療を行い、いつでも助けを呼べる状態にしておくことが重要です。何かあっても誰かが助けてくれるという安心感が、治療の上では大切な点になります。
また、治療の際は、自分の気持ちを書き出したり、一人で耐えられる時間を記録するなどして状況を客観視すると良いでしょう。
ただし、自己判断による治療は禁物です。不適切な曝露療法は症状を悪化させる恐れがあるからです。必ず専門家に相談の上で治療をするようにしましょう。
また、ライフラインを確保することや孤独というものに対する誤解を解くことも重要です。
以下、孤独恐怖症の治療に役立ちそうな本を紹介します。気になるタイトルのものがあれば読んでみてください。
一般的な恐怖症の治療はこちら
その他の恐怖症は以下の記事よりご確認ください。
今回はここまでです。
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