疼痛恐怖症とは?
そもそも疼痛とは?
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【疼痛恐怖症】疼痛(とうつう)とは?痛いのが怖い?
✓本記事でわかること
そもそも疼痛とは/疼痛恐怖症とは
疼痛とは?疼痛恐怖症とは?
1.そもそも疼痛とは?
疼痛(とうつう)は、身体の組織や器官に損傷や異常が生じた際に感じる身体的な不快感や苦痛を指します。
一般的には「痛み」と呼ばれ、様々な原因によって引き起こされます。痛みは、身体が危険な状況にあることを知らせ、保護的な反応を引き起こす生体信号の一部です。
疼痛は、生体が損傷や刺激に対して反応する生理学的・神経学的プロセスに起因します。
神経終末が刺激を受けると、その情報が神経経路を通って中枢神経系に伝達され、脳がその情報を解釈して痛覚が生じます。
痛みは、急性痛(急な損傷や疾患によるもの)や慢性痛(長期間にわたり持続するもの)など、様々な形態があります。
痛みはしばしば他の症状とともに現れ、医療の対象になります。医療受診の最上位の原因であるのが、疼痛によるものです。
なお、疼痛は三種類に分類されます。
- 侵害受容性疼痛:身体組織の損傷による痛み
- 神経障害性疼痛:神経や脳などが原因の痛み
- 心因性疼痛:心理的な原因による痛み(1や2以外の痛み)
2.疼痛恐怖症とは?
疼痛恐怖症(algophobia)とは、痛みに対して異常な恐怖を示す症状です。
疼痛恐怖症の人は、痛みを経験することに対して強い不安や恐怖を感じ、それを避けようとする傾向があります。
例えば注射を異常に恐れたり、転落する恐れのある危険な場所を避けたり、その反応は様々です。
先述の通り、痛みは危険を回避するために必要なシグナルですが、痛みに対しての反応が過剰であるのが、疼痛恐怖症です。
疼痛恐怖症の原因としては、激しい痛みが伴う過去の恐怖体験(トラウマ)、または身体的な問題に対する不安が関与していることがあります。
その他、痛覚過敏や心因性疼痛による恐怖も考えられます。
痛覚過敏とは、通常の刺激に対する痛みが増した状態です。心因性疼痛とは、ストレスなど心理的要因によって痛みが現れるタイプの疼痛です。
さて、今回は疼痛恐怖症についてでした。
一般的な恐怖症の治療法についてはこちらをご確認ください。
その他の恐怖症は以下の記事からご確認ください。
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