【5月13日の誕生石】アイボリー（象牙）の特徴・別名・色・石言葉・意味・効果まとめ

5月13日の誕生石はアイボリー（象牙）

象牙は、ゾウ科の動物である象の歯の一種であり、鉱物学的には歯質として分類されます。主に象の上顎に位置する長い牙から得られる硬質な生物素材であり、その構造は鉱物であるハイドロキシアパタイトに由来します。ハイドロキシアパタイトはリン酸カルシウムの結晶構造を持ち、非常に硬くて丈夫な特性を持っています。 象牙は、外見的には象の牙として知られる象牙質と象牙質の周りを覆う象皮質という2つの層からなります。象牙質は主にハイドロキシアパタイトから成り、非常に密度が高く硬度があります。これに対して、象皮質は象牙質の表面を覆い、より柔らかい組織でできています。

鉱物学的には、象牙は化石化した有機物であり、化石質の歯質として分類されます。しかし、その硬度や構造から、彫刻や工芸品の素材として広く用いられています。象牙の美しい光沢や独特の模様は、その鉱物学的な構造に由来し、彫刻や装飾品において高い評価を受けています。 ただし、象牙の需要は象の乱獲や密猟によって象の生存を脅かす問題となっており、国際的な規制が強化されています。違法な象牙取引は厳しく取り締まられ、象の保護と存続を目指す取り組みが進められています。

アイボリー（象牙）の鉱物データ