幽霊恐怖症とは?
症状や特徴は?
原因や克服法は?
そんなあなたの疑問にお答えする3分で読めるショート記事です。
幽霊恐怖症は不合理な恐怖症の最たる例ですが、子供から大人まで多くの人が罹患し、西洋東洋問わず、古今東西、様々な種類の恐怖の形態があります。
本記事では幽霊恐怖症の理解を深めるために、症状や特徴、原因や克服法について解説します。
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【幽霊恐怖症】幽霊が怖い!症状や特徴、原因や克服法の紹介
✓本記事でわかること
幽霊恐怖症とは/幽霊恐怖症の症状や特徴/死恐怖症・死体恐怖症・暗所恐怖症・悪魔恐怖症・ピエロ恐怖症・人形恐怖症・生き埋め恐怖症との関連/幽霊恐怖症の原因/幽霊恐怖症の克服
1.幽霊恐怖症とは?
幽霊恐怖症(Phasmophobia)とは、幽霊に対して恐怖を抱く症状です。
幽霊恐怖症は子供から大人まで広く見られ、幽霊に対する極度の不安や恐怖の他、寒気や吐き気、パニック発作などの身体症状が引き起こされます。
幽霊は人々の不安や恐れの感情、超常現象などに人間が意味を持たせたものであり、幽霊恐怖症は本来存在しないものに対しての恐怖です。
しかしながら、神話や伝承を通じて幽霊への恐怖は語られ続け、日本に限らず古今東西で幽霊への恐怖は記録されています。
2.幽霊恐怖症の症状や特徴
幽霊恐怖症の症状や特徴には以下のようなものがあります。
- 幽霊の存在を強く恐れる。
- 幽霊に対する不安から息切れ、動悸、発汗などの身体症状が生じる。
- 木の揺れや影、物音などを幽霊と結びつける。
- ホラー作品を極度に恐れる。
- 死に対する強い不安がある。
- 暗闇を極度に恐れる。
- 物陰に幽霊が潜んでいると感じる。
- 悪い事が起きると幽霊が原因だと考える。
3.関連する恐怖症
幽霊恐怖症には様々な恐怖症が関連しています。
①死恐怖症
死恐怖症とは、死という観念に恐怖する症状です。
死恐怖症の人は、死後の世界や霊界を強く意識することがあり、それが恐れとなって幽霊に恐怖することがあります。
幽霊を死の前兆と結びつけ、自分の姿に似た幽霊(ドッペルゲンガー)の存在に怯えることがります。
②死体恐怖症
死体恐怖症とは、死体の他、死に関連するもの(墓地、葬式、お化けなど)に恐怖する症状です。
幽霊というと足が無いイメージですが、ゾンビや海外の死霊など明らかな死体が動くという不可思議な現象に恐怖する場合、死体恐怖症との関連が考えられます。
③暗所恐怖症
暗所恐怖症とは、暗闇を病的に恐れる症状です。
暗所恐怖症の人の中には、暗闇から何かが出てきそうで怖いというケースがあります。
暗所恐怖症の人はしばしば、暗闇と霊的なものを結び付けて恐怖します。
④その他の恐怖症
その他、悪魔恐怖症、ピエロ恐怖症、人形恐怖症、生き埋め恐怖症などが関連のある恐怖症です。
4.幽霊恐怖症の原因
幽霊恐怖症は過去のトラウマが主な原因であると考えられています。
神話や伝承の影響、ホラー作品などの影響が特に大きな要因となります。
また、遺伝的要因も考えられます。
気質や行動特性は親から子供に引き継がれるため、親が幽霊恐怖症の場合は子供も幽霊恐怖症を発症するリスクが高まります。
親が幽霊恐怖症の場合、親の態度や言動が幽霊に対する過度な不安を引き起こし、子供に影響を与えるといったことも考えられます。
その他、死への恐怖、暗闇への恐怖など、他の恐怖症や不安障害が原因となって幽霊恐怖症になることも考えられます。
5.幽霊恐怖症の克服
幽霊は存在しないものであるため、幽霊に対する恐怖は不合理な恐怖症であるといえます。
そのことを強く認識し、偏見や先入観を取り除いていくことが重要です。
このような認知の歪みを取り除く治療法としては、認知行動療法が一般的です。
恐怖症の主な治療法についてはこちらでご確認ください。
その他の恐怖症は以下の記事からご確認ください。
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