【学校恐怖症・登校恐怖症】学校に行くのが怖い!

恐怖症
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知りたガリお

学校恐怖症とは?
学校恐怖症の特徴や症状は?

そんなあなたの疑問にお答えします。

学校恐怖症は、様々な文脈によって異なる解釈がなされます。

似たような言葉もたくさんあるため、本記事では類似用語や学校恐怖に関連する様々な解釈を紹介しています。

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【学校恐怖症・登校恐怖症】学校に行くのが怖い!

✓本記事でわかること

学校恐怖症とは/学校恐怖症の特徴(学校恐怖と学校不安)/学校恐怖症の症状

1.学校恐怖症とは?

学校恐怖症(school phobia)とは、学校に行くことに対して強い不安や恐怖を抱く症状です。

学校恐怖症は正式な医学や心理学の診断名ではなく、1941年にアメリカのジョンソンという人物の論文によって用いられた言葉です。

学術的には学校拒否(怠学)という意味を指す「School Refusal」という言葉が一般的です。

また、似たような恐怖症に登校恐怖症(Didaskaleinophobia)というものがありますが、学校恐怖症とほとんど同じ概念を示します。

学校恐怖症と登校恐怖症は、言葉の起源や使用頻度に違いがあります。一般的には、これらの用語は同じ状態を表現するために使われますが、文脈によって微妙な違いが生じることがあります。

学校恐怖症を示す「School phobia」は、英語でよく使われる表現で、学校に対する強い恐怖感や不安を指します。この言葉は、学校に行くことが困難であると感じる状態を包括的に表現するために広く使用されています。

一方で、「didaskaleinophobia」は、ギリシャ語の語源に由来しており、学びや教育に焦点を当てた表現です。この言葉は、学習や教育環境に対する異常な恐怖や回避の感情を指します。

要するに、これらの用語は非常に類似しており、使われる文脈や地域によって異なる可能性がありますが、基本的には学校や学習環境に対する強い不安や恐怖を指す言葉として理解できます。

2.学校恐怖症の特徴

学校恐怖症は、学校への出席を妨げる程度に重症なものであり、一般的な不登校とは区別されます。

学校恐怖症は対人恐怖症の一種であると考えられ、学校に行くことが苦痛であるために生じる症状や行動が特徴的です。

この症状は、さまざまな要因によって引き起こされる可能性があります。例えば、以下のような理由が挙げられます。

①~④が学校に恐怖の原因が無く、⑤、⑥は学校に恐怖の原因が有る場合です。

学校に恐怖の原因が無い場合を「学校恐怖」、学校に恐怖の原因が有る場合を「学校不安」と分けて考えることがあります。

一般的に、前者の場合の方が不登校が顕著に現れると考えられています。

①分離不安

家族と引き離されることに対する不安により、通学が困難になる場合があります。

②社交的な不安

他の生徒や教師との交流が苦手であるために、学校に行くことが難しいと感じる場合があります。

③交通機関の恐怖

車が怖い、電車が怖いなど、交通機関への恐怖が原因で通学が困難になる場合があります。

④家庭問題

家庭内の問題や環境が影響を与え、学校に行くことが難しくなることがあります。

⑤学業へのプレッシャー

学業的な要因、例えば学習内容の難しさやテストへの不安が原因で、学校に行くことに対する不安が高まることがあります。

⑥いじめ

学校でのいじめなどの不適切な学習環境が原因で、学校に対する不安や恐怖が生じることがあります。

これには、教師からのモラハラやパワハラなどもふくまれます。

これらの要因が複合的に絡み合い、学校への不安が症状として表れます。

学校恐怖症は、子供だけでなく、青少年期や成人期にも影響を及ぼすことがあり、適切なサポートや治療が必要とされます。

心理学者(カウンセラーなど含む)や教育関係者が協力して、状況を理解し、対処する手助けが行われることが重要です。

3.学校恐怖症の症状

学校恐怖症は、子どもや青少年に見られる心の健康の一形態であり、学校への強い不安や恐怖が日常生活に影響を与える状態です。その症状にはさまざまなものがあります。

まず、体調の不良が挙げられます。学校に行くことが苦痛であるため、朝起きること自体が難しく、頭痛や吐き気、腹痛などが現れることがあります。また、学校への不安からくる睡眠障害も一般的です。十分な睡眠をとれないことが、さらなるストレスを引き起こすことにつながります。

精神的な症状も顕著です。学校への不安が強いため、不安感や緊張感が常につきまといます。これにより、集中力の低下や学習意欲の減退が生じ、学業成績の低下につながることもあります。また、友達との関係が悪化し、孤立感が強まることもあります。

学校恐怖症の克服には、まずその原因を理解することが不可欠です。原因が明確であれば、専門家の協力を得ることが重要です。心理療法やカウンセリングを受けることで、不安や恐怖の要因を明らかにし、対処方法を見つける手助けができます。また、学校との協力も欠かせません。教師や学校のカウンセラーと協力して、学習環境やクラスメートとの関係を改善することが重要です。

学校恐怖症は無視せず、早期に対処することが大切です。生徒が安心して学校に通えるよう、家族や学校、専門家と協力して解決策を見つけていくことが重要であるといえます。

さて、今回は学校恐怖症についてでした。

一般的な恐怖症の治療法についてはこちら

その他の恐怖症は以下の記事からご確認ください。

今回はここまでです。

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