職場恐怖症とは?
職場恐怖症の症状や特徴は?
職場恐怖症の原因や克服法は?
そんなあなたのための3分で読めるショート記事です。
初めての出社、初めての顧客対応、初めての会議での発言……
みなさんも少なからず、恐怖や不安を覚えたのではないでしょうか。
しかしいつまで経ってもその感覚が抜けず、常に職場に対して不安や恐怖を抱く人がいます。
今回は職場恐怖症について、症状や特徴、原因や克服法について解説していきます。
✓恐怖症一覧
✓本記事のテーマ
【職場恐怖症】職場が怖い!不安障害と職場不適応症との関連や原因、克服法の紹介
✓本記事でわかること
職場恐怖症とは/不安障害・職場不適応症との関連/職場恐怖症の症状と特徴/職場恐怖症の原因と克服法
1.職場恐怖症とは?
職場恐怖症とは、職場環境や仕事上の人間関係に過度な恐怖を覚える症状です。
正式な医学や心理学の用語ではなく、不安障害や適応障害の一種であると考えられます。
①不安障害
不安障害は、様々な心理的な症状や状態を包括する精神障害をふくんだ総称です。
全般性不安障害、社交不安障害、パニック障害、心的外傷後ストレス障害(PTSD)、特定の恐怖症などがあります。
全般性不安障害は、過度な不安が持続する特徴を持ちます。社交不安障害は、他人との対話など社交的な状況で過度な不安が生じます。
仕事のことを考えると憂鬱になる、常に仕事に思い悩んでいる、人間関係に悩んでいる、朝礼スピーチや会議での発言が苦手な場合、これらの不安障害を罹患しているといえます。
また、仕事中にパニック発作を起こすほどに身体症状が悪化している場合はパニック障害、職場いじめなどのトラウマによって職場に恐怖している場合は心的外傷後ストレス障害(PTSD)が疑われます。
②適応障害
職場における適応障害を、職場不適応症ということがあります。
適応障害とは、ストレス因子によって日常生活が送れないほどに思い悩む精神障害です。上述の心的外傷後ストレス障害(PTSD)とともに、ストレス障害の一つです。
適応障害はストレス因子は取り除かれると消滅することを特徴とします。
職場不適応症においては、例えば退職することで症状が解消しますが、それでも不安な症状が持続する場合は、その他のストレス障害が疑われます。
2.職場恐怖症の特徴や症状
職場恐怖症の特徴や症状には以下のようなものがあります。
3.職場恐怖症の原因
職場恐怖症の原因は、トラウマが原因となっている場合がほとんどです。以下のような例が考えられます。
- 上司に激しく叱責された。
- 職場でいじめに遭った。
- 仕事のミスで会社に大きな損失を与えた。
- 顧客の激しいクレームに遭った。
- 発言ミスなどで恥をかいた。
- パワハラ、モラハラ、セクハラの被害にあった。
- 不公平な人事制裁を受けた。
主に上司、同僚、顧客との人間関係に起因します。また、自身の仕事上のパフォーマンスが関連している場合もあります。
さらにパワハラ、モラハラ、セクハラの被害や、職場での不遇な扱いも職場恐怖症の原因になります。
4.職場恐怖症の克服
職場恐怖症の克服のためには、正しい自己認識が重要です。これには、自分の不安の原因を特定することもふくまれます。
一般的な恐怖症ではないので曝露療法などはオススメできませんが、認知行動療法は効果が期待できます。
認知行動療法は短期的で焦点を絞り込んだアプローチであり、自分の思考や行動を理解し、少しでも良い方向に変化していくことを目指します。
職場恐怖症においては、思い込みや勘違いによって不合理な不安を抱いていることもあります。このような誤謬の解消には認知行動療法は最適です。
また、コミュニケーションスキルの向上、ストレス管理方法の習得、マインドフルネス瞑想の導入、自己肯定感の向上の取り組みなど様々な克服法が考えられます。
般的な恐怖症の治療法についてはこちら
その他の恐怖症は以下の記事からご確認ください。
今回はここまでです。
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