風船恐怖症とは?
風船の何が怖いの?
対処法はあるの?
そんなあなたの疑問にお答えします。
風船恐怖症は一般的な医学や心理学の用語ではありませんが、世の中には相当数の風船恐怖症罹患者がいると推測します。
本記事では風船に恐怖する心理や原因、対処法を紹介する3分で読めるショート記事です。
✓恐怖症一覧
✓本記事のテーマ
【風船恐怖症】風船が割れるのが怖い!心理や原因、対処法の紹介
✓本記事でわかること
風船恐怖症とは/風船恐怖症の心理や原因/風船恐怖症の克服
1.風船恐怖症とは?
風船恐怖症(globophobia)とは、風船に対する恐怖症です。
主に風船が割れるときの音に恐怖することが多く、いつ風船が割れるか予期不安に悩まされます。
風船を膨らませているときに恐怖が増長するケースが多いようです。
パーティーでの風船の飾り付け、風船を持った子供などに怖がる人も多く、風船を避けた生活を余儀なくされる場合があります。
2.風船恐怖症の心理や原因
風船恐怖症の発症につながる心理や原因を以下にまとめます。
①突然の音への恐怖
風船が割れるときの音が、一部の人にとって驚きや不安を引き起こすことがあります。このケースでは、音恐怖症や音嫌悪症(ミソフォニア)との関連が疑われます。
②予測不可能性への不安
風船は予測不可能な状態にあります。いつ、どのようにして割れるかが分からないため、これが不安を引き起こすことがあります。
③過去のトラウマ
過去に風船が予期せず割れたり、風船が原因で怖い出来事があった場合、その経験が風船に対する恐怖を引き起こす可能性があります。
④過敏な神経系
音に対して過敏な神経系を持っている可能性があります。これにより、通常は気にならないような刺激に対しても過剰に反応することがあります。
⑤他の不安障害との結びつき
風船の恐怖が他の不安症状や恐怖症と結びついている場合があります。例えば、社交不安症や広場恐怖症の一部として現れることがあります。
3.風船恐怖症の克服
恐怖症の一般的な治療法として、曝露療法が挙げられます。
危険が及ばない範囲で恐怖刺激を与え、恐怖が軽減するか消失するまでプロセスを繰り返します。
風船恐怖症においては、風船が割れる映像を見るのに慣れる、比較的小さな風船から慣れるなどから始めると良いでしょう。
ただし、割れる音に恐怖感や嫌悪感を抱く場合は、曝露療法は逆効果になる恐れがあります。
筆者は特定の音が苦手な音嫌悪症(ミソフォニア)に悩まされています。
突然の大きな音に過剰にびっくりします。また、咀嚼音など特定の音に不快感を抱きます。
経験上、これらの不快な音に慣れることはありません。
一般的に音嫌悪症の対処法は、音源を遮断する(防音する、音を出した人を注意するなど)か、音源から離れることです。
音嫌悪症や音恐怖症が原因となる風船恐怖症の人は、同様の対処法を個人的には推奨します。
一般的な恐怖症の治療法についてはこちらをご確認ください。
その他の恐怖症は以下の記事からご確認ください。
今回はここまでです。
コメント