空腹恐怖症とは?
症状の特徴や関連する恐怖症は?
そんなあなたの疑問にお答えする3分で読めるショート記事です。さっそく始めます。
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【空腹恐怖症】空腹が怖い!摂食障害や過食嘔吐との関連は?
✓本記事でわかること
空腹恐怖症とは/体重増加恐怖症・肥満恐怖症・嘔吐恐怖症・食物恐怖症との関連
1.空腹恐怖症とは?
空腹恐怖症(Hungryphobia)とは、空腹状態に対して強い恐怖を抱く症状です。
空腹恐怖症は正式な医学や心理学の診断名ではなく、摂食障害の人の中で空腹に恐怖する人の心理を表した言葉であると考えられます。
摂食障害は最も死に近い精神障害といわれ、大きく拒食症と過食症に分けられます。
過食症の中で、嘔吐を繰り返すいわゆる過食嘔吐の人は、嘔吐直後に強い空腹感を覚えることがあり、これが空腹恐怖症につながると考えられます。
2.関連する恐怖症
空腹恐怖症に関連する恐怖症を3つ紹介します。一見、空腹恐怖症に関係のないものもふくまれます。
しかし、摂食障害は異なる病状から移行することがあるため、あわせて理解しておきたいものです。
※拒食症から過食症への移行は60~70%程度あると考えられている。
①体重増加恐怖症・肥満恐怖症
体重増加恐怖症・肥満恐怖症(Obesophobia)とは、太ることへ異常な恐怖を示す症状です。
少し体重が増加しただけで自分が醜い存在になったと考えてしまいます。
このような過剰な思い込みは、無理な食事制限や過度な運動など、健康に有害な習慣につながる場合があります。
②嘔吐恐怖症
嘔吐恐怖症(Emetophobia)とは、嘔吐という行為に恐怖を抱く症状です。
自分が吐くことを恐れることもあれば、他人が吐く姿を恐れることもあります。
嘔吐恐怖症はパニック障害の一種であるとされ、幼少期の嘔吐に関する嫌な思い出が原因であると考えられています。
③食物恐怖症
食物恐怖症(Cibophobia)とは、食物の摂取に恐怖する症状です。
食物を食べることを恐れ、拒食症のような症状を示します。
一般的には、神経性無食欲症のことを別の言葉で置き換えたものであると考えられます。
神経性無食欲症とは、栄養摂取の拒否と病的な痩せを特徴とする心因性の摂食障害です。
さて、今回は空腹恐怖症についてでした。
一般的な恐怖症の治療法についてはこちらをご確認ください。
その他の恐怖症は以下の記事からご確認ください。
今回はここまでです。
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