馬恐怖症(Equinophobia)とは、馬に対して不合理な恐怖を抱く症状で、動物恐怖症の一種です。
馬はその愛くるしい表情から非常に人気のある動物です。その一方で、馬に恐怖する人がいます。
多くは馬に関連する何らかのトラウマが原因ですが、それ以外にも様々な理由が考えられます。
本記事では馬恐怖症について、人が馬に恐怖する心理を解説していきます。
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【馬恐怖症】馬が怖い!馬に恐怖する心理や症状、原因、克服法
✓本記事でわかること
馬恐怖症の症状/馬恐怖症の原因/馬恐怖症の克服
1.馬恐怖症の症状
馬恐怖症の症状として、以下のようなものが挙げられます。
- 馬に対して強い不安や恐怖が生じる。
- 馬を見ることができない。
- 馬をさわることができない。
- 馬について考えるだけで不快感が生じる。
- 馬を避けて生活する。
- 馬に直面したときに身体症状(心拍数の増加、発汗、息切れ、パニック発作など)が生じる。
2.馬恐怖症の原因
馬恐怖症の原因として、以下のようなものが挙げられます。
①トラウマ
馬から転落したことがある、馬に蹴られたことがあるなど、過去の恐怖体験が原因となって馬恐怖症になる場合があります。
このように、トラウマとなる恐怖体験はしばしば恐怖症を引き起こす原因になります。
②遺伝的要因
親が特定の恐怖症の場合、子供にも親の気質が遺伝する場合があります。
トラウマとともに、恐怖症の原因として多い理由です。
また、親など身近な人の振る舞いから、馬が恐怖の対象として刷り込まれる可能性も考えられます。
③メディアの影響
馬を題材にした恐怖映像や悲劇的な映画など、メディアの影響で馬に対してマイナスな印象を抱いている可能性があります。
牡の種馬による激しい交尾シーンによって馬恐怖症になるケースも確認されています。
また、他の動物に捕食されるシーンや、家畜としての解体シーンなども恐怖の原因となり得ます。
④馬の歯が怖い
馬の大きくむき出しになった歯が怖いという人がいます。
特に近づかなければ馬に噛まれる心配はありませんが、歯を見るだけで馬に襲われて噛まれるのではないかと考えてしまう人がいます。
このような予期不安に悩まされるのも、恐怖症としてはよくあることです。
⑤馬の巨体が怖い
巨大なものに恐怖する人がいます。このような恐怖症を、巨大物恐怖症といいます。
巨大物に恐怖する人は、対象物に対して畏怖の念を抱き、身がすくむように感じる人が多いようです。
3.馬恐怖症の克服
馬恐怖症の克服法としては、馬に慣れていくという曝露療法が一般的です。
馬のイラストを見るところから写真、映像、実際の馬へと、観察対象を実物に近づけながら馬に慣れていきます。
また、実際の馬に触ることが難しい場合は、ぬいぐるみなどに触るところから慣れていきます。
馬に対して不合理な恐怖を抱いている場合、多くは馬に対する誤解から恐怖が生じます。
馬の生態を理解し、馬に対して適切に接することで、症状は徐々に治まっていくことでしょう。
一般的な恐怖症の治療法についてはこちらをご確認ください。
その他の恐怖症は以下の記事からご確認ください。
今回はここまでです。
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