本記事は、動物恐怖症の一種である鳥恐怖症の中のカラス恐怖症について解説した3分で読めるショート記事です。
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【カラス恐怖症】カラスが怖い!カラスに恐怖する人の原因や心理を解説!
✓本記事でわかること
カラス恐怖症の人の特徴や原因/カラスの何が怖いのか?
カラス恐怖症とは?
カラス恐怖症とは、カラスに恐怖する症状です。一般的な心理学や医学の用語ではありません。
本記事では一般的にカラスを嫌悪したりカラスに恐怖する人の心理を解説しています。
①カラスが怖い人の特徴
カラスが嫌いな人の特徴を以下にまとめます。
- カラスを見ることができない。
- カラスのことを考えるだけで不快感を覚える。
- カラスについて考えると身体症状(発汗、息切れ、動悸など)が現れる。
- カラスを回避して生活する。
カラス恐怖症の人の中には、実際にカラスに襲われることが恐怖の原因となっている場合があります。
カラスは人を攻撃することがあるため、生活圏にカラスがいる場合は行動に制約が生じる恐れがあります。
実際にカラス恐怖症が原因で引きこもりになったり、出勤ができなくなったり、引っ越しを余儀なくされたりしたケースが確認できています。
②カラスに襲われる恐怖
カラスは人を襲うことがあります。いつもカラスに威嚇されたり付きまとわれたりする場合は、顔を覚えられている可能性があります。
特に繁殖期のカラスは子供を守る意識が極めて高くなり、近づいた生物を敵であると認識します。
そして一度敵であると認識されると、以降、その場所に近づくだけで攻撃されることがあります。
対処法として最も一般的なのは、近づいたら黒い傘を広げるというものです。
③カラス恐怖症の原因
カラスに恐怖するようになった原因として、過去のトラウマが考えられます。
カラスに追いかけられた、カラスの死骸を見た、カラスが生ごみや獲物を引きずる姿を見たなどです。
映画の影響も考えられます。特に1963年公開のヒンチコック映画である『鳥』におけるカラスが集団で人を襲う映像は、多くの人をカラス恐怖症にしたとされています。
その他、家族にカラス嫌いがいる、その他の恐怖症を罹患しているなども考えられます。
家族に特定の恐怖症の人がいるとその影響で、他の家族もその恐怖症に罹患することがあります。
また、恐怖症は複数を同時に罹患することが多いため、何らかの不安障害がある人はカラス恐怖症のリスクが高まるといえます。
④カラスが嫌いな理由
一般的にカラスが嫌いな人の理由を以下にまとめます。襲撃行動に関しては説明済みのため、除外します。
- カラスの鳴き声による騒音
- ゴミをあさって周囲を不衛生にする
- 糞を巻き散らす
- 農作物への被害
- 空を覆い尽くす光景が不気味
- 神話や迷信への嫌悪感
カラスは泣き声が大きく、特に群れでいるときは騒音被害を引き起こすことがあります。
私は以前住んでいたマンションで、自分のベランダ(最上階)がカラスの行動拠点の一つにされたことがあります。
そのときは毎日早朝に、カラスが暴れる音や鳴き声で起こされたものでした。
また、カラスはゴミや糞を巻き散らすため、周囲を不衛生にします。
不潔恐怖症や糞便恐怖症の人にとっては、カラスに限らず鳥全般が嫌悪の対象になり得ます。
また、カラスは畑を荒らして農作物へ被害を与えるため、農業従事者にとっては迷惑な存在になる場合があります。
その他、カラスは死や不吉の象徴として神話や伝承、小説などで描かれることがあるため、その影響でカラスを嫌悪する可能性があります。
このケースで関連する恐怖症としては、死恐怖症、黒恐怖症、13恐怖症、悪魔恐怖症などが挙げられます。
さて、今回はカラス恐怖症についてでした。
一般的な恐怖症の治療法についてはこちらをご確認ください。
その他の恐怖症は以下の記事からご確認ください。
今回はここまでです。
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