本記事は、動物恐怖症の一種である鳥恐怖症の中のニワトリ恐怖症について解説した3分で読めるショート記事です。
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【ニワトリ恐怖症】ニワトリが怖い!ニワトリに恐怖する人の原因や心理を解説!
✓本記事でわかること
ニワトリ恐怖症の人の特徴や原因/ニワトリの何が怖いのか?
ニワトリ恐怖症とは?
ニワトリ恐怖症(Alektorophobia、アレクトロフォビア)とは、ニワトリに恐怖する症状です。アレクトロとはギリシャ語で雄鶏のことです。
ニワトリ恐怖症の人はニワトリが近くにいるだけでパニックになり、ニワトリに触ることができません。また、ニワトリのけたたましい鳴き声を苦手とします。
中にはニワトリに恐怖するあまり、鶏肉や卵の摂取を拒否する人もいます。他の鳥は平気なのに、ニワトリだけは苦手という人が多いようです。
①ニワトリ恐怖症の人の特徴
ニワトリ恐怖症についての文献はほとんど見つかりませんでしたが、海外の学術メディアでニワトリに恐怖する人の特徴を以下のようにまとめていました。
一部、不適切な表現や具体性に乏しい表記があったので修正しています。
- 幼少期に発症しているケースが多い。
- ニワトリに関連するトラウマ的な出来事を経験または目撃した。
- 田舎で育った、または住んでいる。
- 家族にニワトリを怖がる人がいる。
- 他の不安障害を持っている。
SNSでニワトリに恐怖する人の声を見てみると、小さい頃からニワトリが苦手な人が多いことがわかりました。
ニワトリに追いかけられた、ニワトリがさばかれている衝撃的な映像を見た、ニワトリの死骸を見たなど、過去の恐怖体験が原因のケースが多いようです。
また、ニワトリを家族が飼育していたり、近所で頻繁に見ることがあるなど、ニワトリが身近な環境で育った人にニワトリ恐怖症の人が多い印象です。「うんざりしている」といった感じでしょうか。
その他、家族にニワトリ恐怖症の人がいたり、他の不安障害を持っている場合もニワトリ恐怖症になりやすいといえます。
②ニワトリの何が怖いのか?
一般的にニワトリに恐怖する理由を以下にまとめます。
- ニワトリの鳴き声が怖い
- ニワトリの見た目が怖い
- ニワトリの不規則な動きが怖い
- 鶏肉がそもそも苦手
ニワトリの断末魔のような鳴き声が怖いという意見がありました。
何らかの音に恐怖する場合は、音嫌悪症(ミソフォニア)や音恐怖症の可能性があります。
また、恐竜の生き残りであるとされるニワトリは他の鳥と比べて異形であるため、その見た目が苦手という意見もあります。
とさかや赤いビラビラ、爬虫類のような足、アンバランスな体形など、恐怖の理由は様々です。
ニワトリは人間が品種改良を繰り返して生み出した典型的な家禽(かきん)であるため、自然下で生息する鳥と姿かたちが大きく異なっています。
また、不規則な動きが苦手というのは、鳥全般に恐怖する心理と共通します。
突如自分の方に向かって飛んでくるなどが典型です。人はしばしば、予測不能な現象に恐怖します。
また、鶏肉が苦手な人は鶏肉や卵を見るとニワトリを連想するため、ニワトリ自体が恐怖の対象になることがあります。
さて、今回はニワトリ恐怖症についてでした。
一般的な恐怖症の治療法についてはこちらをご確認ください。
その他の恐怖症は以下の記事からご確認ください。
今回はここまでです。
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