糞便恐怖症とは?
うんちや排便が怖い人の心理とは?
そんなあなたのための3分で読めるショート記事です。
本記事では糞便恐怖症について、3つの原因に分類して解説していきます。
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【糞便恐怖症】うんちが怖い!糞便や排便に恐怖する人の心理とは?
✓本記事でわかること
糞便恐怖症とは/糞便恐怖症の原因:トラウマ、本能的要因、文化的要因
糞便恐怖症と3つの原因
1.糞便恐怖症とは?
糞便恐怖症(Coprophobia)とは、糞便や排便に対する恐怖や嫌悪感を指す言葉です。
この言葉は、ギリシャ語の「copros」(糞便)と「phobos」(恐怖)から派生しています。
2.糞便恐怖症の3つの原因
糞便恐怖症は、過去のトラウマに基づく場合があります。また、本能的や文化的な要因の場合もあります。
①トラウマ
トラウマが原因のケースでは、糞便が恐怖体験を呼び起こすトリガーとなるため、糞便を嫌悪するようになります。以下のようなケースが挙げられます。
- 小さい頃にうんちをもらして強烈に不快な体験をした。
- トイレトレーニングを失敗し、トイレをうまくできない期間が続いた。
- 幼少期の排便の失敗に対し、親に激しい叱責を受けていた。
- 道路でペットの糞を踏んでしまい不快な体験をした。
- 排便行為を友人にからかわれた。
- おもらしを誰かに馬鹿にされた。
- 排水溝のつまりによって逆流する糞便を見てしまった。
- 便器の中に落ちたことがある。
②本能的要因
牛、羊、馬、トナカイなどの多くの草食性放牧動物は、エサを食べるときに糞を避ける行動をとることがあります。
霊長類はまた、糞便で汚染された場所から離れてエサを食べることを好みます。
この行動は、感染を避けるための戦略であると考えられています。
我々人間も、糞便は不潔なものであると認識しています。だから隔離された場所で排便するのです。
隔離された場所で排便するので、本来は排便以外の行動に悪影響を及ぼすことはありません。
しかし排便恐怖症の人は、糞便を見ることで日常生活に大きな影響が出ると感じて恐怖してしまいます。
③文化的要因
糞便に対する嫌悪感は、文化的な観点からも影響を受けることがあります。異なる文化や社会では、糞便に対する態度や感情が異なることがあり、これが個々の糞便恐怖症に発展することがあります。
以下に、文化的な要因による糞便恐怖症の例を挙げていきます。
■宗教的信念と潔癖観念
ある宗教や文化では、糞便が極度に汚(けが)れたものと見なされることがあります。潔癖観念や清潔観念が強く、糞便を不潔と見なす傾向がある文化では、これが嫌悪感の根底に影響を与えることがあります。
■社会的なタブー
糞便や排泄に関する行為は、多くの社会でタブーと見なされます。これは、排泄に関する行動に対して非常に慎重な態度を取るように促す文化的な慣習から生じることがあります。
例えば人に糞便を見せてはいけない、人に排泄行為を見せてはいけないという信念があまりに強烈過ぎる場合、糞便自体への恐怖感に影響を与えることがあります。
■メディアや文学
メディアや文学が一般的に排泄に関する描写をどのように扱うかも、糞便に対する態度に影響を与えることがあります。風刺や下品な表現が一般的であれば、それが嫌悪感を強化する要因になる可能性があります。
さて、今回は糞便恐怖症についてでした。
一般的な恐怖症の治療方法はこちら。
その他の恐怖症は以下の記事よりご確認ください。
今回はここまでです。
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