ロシア恐怖症とは?
ロシア恐怖症の例を知りたい!
そんなあなたのための記事です。
ロシア恐怖症(Russophobia、ルソフォビア)とはロシアに対する強い恐怖症や嫌悪感です。
世界的な反露感情やロシアへの嫌悪感を説明するために、プーチンが自虐的に用いることがある用語でもあります。
本記事ではロシア恐怖症に関する5つの事例を解説していきます。
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【ロシア恐怖症】ロシアが怖い!世界中で拡大するルソフォビアと反露感情
✓本記事でわかること
【ロシア恐怖症の5つの事例】ドイツの反露感情/ローマ教皇のロシア批判/亡命者のロシア批判/在外ロシア人への嫌悪/NATO加盟国の反露感情
ロシア恐怖症の5つの事例
①ドイツの反露感情
2022年6月22日、1941年のナチス・ドイツの旧ソ連侵攻にあたる対独戦争についての声明とともに、ロシア外務省はドイツの反露感情を非難しました。
ロシア外部省は、ドイツ政府がロシア恐怖症状態であるとし、ロシアへの攻撃を組織的にあおっていると主張しました。
このように、関係が悪化している国の反露感情を説明するために、ロシア側が「ルソフォビア」という言葉を多用しています。
②ローマ教皇のロシア批判
2022年、ローマ教皇フランシスコは、雑誌インタビューでロシア軍の少数民族部隊(チェチェン人とブリヤート人部隊)を最も残酷であると評しました。
これに対してロシア外務省は、「ロシア恐怖症を超えた曲解レベルの発言である」としてローマ教皇を非難し、ブリヤート人とチェチェン人も含めてロシアの一つの家族であると主張しました。
③亡命者のロシア批判
旧ソ連からの政治亡命者が、長年にわたってロシア恐怖症を助長しているという意見もあります。
政治亡命者が亡命先で受け入れられるために、自分の故郷であるロシアを嫌悪し、亡命先の国を受け入れる必要があったという論調です。
④在外ロシア人への嫌悪
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻によって、世界的に反露感情が高まっています。
これをきっかけに、ロシア国外で暮らすロシア人に対する暴力や嫌がらせなどのロシア人排斥の動きが世界各地に広がっています。
例えば、ロシア人が営む店舗が破壊される嫌がらせを受けたという事例は、世界中で起きています。
また、ロシア語を使うことで暴力的行為の対象になる恐れがあるため、ロシア語を国外で使用することに対する恐怖も一部の在外ロシア人の間で蔓延しています。
⑤NATO加盟国の反露感情
NATO加盟国は全般的に反ロシア国家であるとされています。
その中でも比較的親ロシア的であるブルガリアでさえ、2017年にはロシアを安全上の脅威であるとして名指しで批判しています。
その他、親米的であるイスラム諸国のスンニ派(イラン、イラクなどのシーア派4か国を除くほとんど)は、全般的に反ロシア国家であるとされています。
また、アメリカとの結びつきが強い中南米諸国も、全般的に反ロシア国家であるとされています。
さて、今回はロシア恐怖症についてでした。
一般的な恐怖症の治療方法はこちら
その他の恐怖症は以下の記事よりご確認ください。
今回はここまでです。
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