若者恐怖症とは?
そんなあなたのための、主に思春期以降の子供に対する恐怖症を解説した記事です。
本記事は3分で読めるショート記事です。さっそく始めます。
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【若者恐怖症】10代の若者や子供が怖い人の心理や原因とは?
✓本記事でわかること
若者恐怖症とは/若者恐怖症の原因/アダルトリズム・エイジズム/対処法
若者恐怖症の特徴や原因、対処法
1.若者恐怖症とは?
若者恐怖症(Ephebiphobia)とは、若者に対して恐怖を抱く症状です。
ここでの若者は、青年期の子供や10代の子供を指すことが多いです。
一方で、小児恐怖症(Pediaphobia)というものがあり、こちらは乳幼児や思春期前の子供が恐怖の対象です。
2.若者恐怖症の原因
若者に恐怖する原因として、以下の4つが考えられます。
①若者からの評価が気になる
若者からどう思われているか恐怖する場合があります。
時代遅れに思われているのではないか、「おじさん、おばさん」に思われているのではないかなどです。
②若者の考えが分からない
若者の言葉が理解できない、今の流行がわからないなどです。
③若者の行動が予測できない
別の生物、性別、年代に対しての恐怖でよくあるものです。
例えば、蝶が嫌いな人は、蝶々のフラフラとした動きに恐怖する場合があります。赤ちゃんが苦手な人は、突然起こる癇癪に恐怖する場合があります。
年代が変われば価値観が異なることが多いので、若者の行動を理解できない恐怖の対象と考えてしまうことがあります。
④若者からの暴力
若者から暴力的な被害を受けた場合です。しばしば恐怖症は、過去の恐怖体験が引き金となります。
3.アダルトリズムとエイジズム
若者への嫌悪感としておさえておきたい用語として、アダルトリズムとエイジズムの2つがあります。
①アダルトリズム
アダルトリズム(Adultism)とは、子供に対する大人の態度や行動に問題があることです。
1978年、心理学者のジャック・フラッシャーは、「大人が子供に対して持つ力」と定義しました。
より狭義には、成人差別を指し、「若者に対する偏見とそれに伴う組織的な差別」と定義されています。
アダルトリズムは、大人という概念(大人の考え、活動、態度を含む)への偏見であり、社会的依存症でもあります。
②エイジズム
エイジズムとは、年齢に基づく個人やグループに対する偏見、差別、またはいじめのことです。
1969年、精神科医のロバート・ニール・バトラーによって、高齢者に対する差別を表すために提唱された概念です。
もともとは高齢者に対してのみ用いられていな用語ですが、今では年齢差別全般で用いられるようになりました。
4.若者恐怖症の対処法
恐怖症の治療法としては曝露療法が一般的ですが、若者恐怖症の治療ではこの方法は現実的ではありません。
対処法としては若者に対する先入観や誤解を解く、若者の考えを理解する、多様性を認めるなどです。
以下、若者恐怖症への対策になりそうな書籍です。気になるタイトルのものがあれば1冊だけでも読んでみてください。
一般的な恐怖症の治療方法はこちら
その他の恐怖症は以下の記事よりご確認ください。
今回はここまでです。
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