水恐怖症とは?
水恐怖症の発症理由を知りたい!
水恐怖症の症状は?
狂犬病や水アレルギーとの違いは?
そんなあなたのための記事です。
水に恐怖する水恐怖症は、非常に生活密着度が高く厄介な恐怖症です。
本記事では水恐怖症と狂犬病や水アレルギーとの関連、水恐怖症の原因や症状、治療法について紹介します。
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【水恐怖症】水が怖い人の心理とは?発症原因や典型症状、治療法の紹介
✓本記事でわかること
水恐怖症とは/狂犬病・恐水病との関連/水アレルギーとの関連/水恐怖症の発症原因・典型症状・治療法など
1.水恐怖症とは?
水恐怖症(aquaphobia、アクアフォビア)とは、水に対して極度に恐怖する症状です。「hydrophobia、ハイドロフォビア」ということもあります。
かつては狂犬病(恐水病)の事を指しましたが、水恐怖症の人のすべてが狂犬病ウイルスに感染しているわけではないので、現在では狂犬病と水恐怖症は分けて考えられています。
2.水恐怖症の原因
水恐怖症が発症する原因となるのは、水に対するトラウマが多いとされています。
例えば海でおぼれた、大量の水を飲みこんで呼吸困難になったなどです。
その他、泳ぐことができないからプールや海が嫌い、だから水も嫌いといった、水に対する嫌悪症に近い場合もあります。
その他、水アレルギーという珍しい症状を持っていて、水を避ける生活を余儀なくされている場合もあります。
3.水恐怖症の症状
水恐怖症の典型的な症状を以下にまとめます。
- 水に対して極度の恐怖や不安を覚える。
- 水を見ると息切れ、動悸、発汗や心拍数の増加などの身体症状が現れる。
- 水を避けて生活するため、日常生活に支障をきたす。
水恐怖症が悪化すると、次のような症状が現れ日常生活に支障をきたします。
- お風呂に入れない。
- シャワーを浴びれない。
- 顔を洗えない。
- 手が洗えない。
- 水回りを避ける。
お風呂に入ることが怖く、シャワーで我慢している人も多いようです。
顔に水がかかることに恐怖する場合もあります。
さらに悪化すると手すら洗えなくなり、水回りを避けるようになってしまいます。
また、次のように、大量の水がある環境を恐れる場合があります。
- 海・湖・沼が怖い
- プールが怖い
海洋恐怖症、湖恐怖症、沼恐怖症の人は同時に水恐怖症を発症しているケースが多いです。
顔に水をつけるのが怖い、水に入るのが怖いといった場合は、プールも忌避の対象となります。
海や湖、沼、プールなど大量の水がある環境が怖い場合、水に落ちたら二度と出てこれない、水に吸い込まれそうなどと恐怖する場合があります。
4.水恐怖症の治療法
恐怖症の治療法として一般的なのが、暴露療法です。
暴露療法は、危険が及ばない範囲で対象物に直面する方法です。
水恐怖症であれば、水の写真を見る、水の映像を見る、水に直接触れるといったように、少しずつ段階を踏んで水に慣れていきます。
その際、耐えられる時間を計測し、その時間を少しずつ伸ばしていく方法をとるとよいでしょう。
ただし、暴露療法によってかえって恐怖症が悪化する可能性は否定できません。
自己判断による治療は避け、精神科、心療内科などの専門家にまずは相談するようにしましょう。
その他の治療法はこちら
今回はここまでです。
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