鏡恐怖症とは?
鏡を怖がる人の心理とは?
そんなあなたに向けた記事です。
鏡恐怖症(eisoptrophobia)とは鏡と映し出される鏡像に恐怖する症状です。
鏡に恐怖する心理を大分すると、次の2つになります。
- 鏡に霊的なイメージを持つなどマイナスのイメージを持っている。
- 醜形恐怖症を患っている。
恐怖症には、未知のものを恐れるケースや、自分が勝手に想像したイメージに恐怖するケースがあります。
また、ある物事に対して先入観や誤解を持つことによる認知の歪みが、恐怖症の原因につながることもあります。
本記事では鏡に恐怖する心理を2つに分類して、さらに深堀りして解説していきます。
鏡を題材にした有名な映画も紹介していますので、ぜひ最後までお付き合いください。5分以内で読めると思います。
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✓本記事のテーマ
【鏡恐怖症の心理】人が鏡に恐怖する2つの理由とは?【オススメ映画アリ】
✓本記事でわかること
鏡に対するマイナスのイメージとは/鏡恐怖症と醜形恐怖症の関連/鏡恐怖症関連映画3選
1.鏡に対するマイナスのイメージとは?
まず鏡恐怖症の多くは、鏡に対してマイナスのイメージを持っていることが原因です。
迷信や都市伝説、ホラー映画の影響により鏡に負の感情を持っている人は少なくありません。
中には親から、「夜に鏡を見てはいけない」「合わせ鏡は絶対に覗き込んではいけない」と教えられた人もいるのではないでしょうか。
鏡に対するマイナスイメージには以下のようなものがあります。
- 鏡を見ると魂が吸い取られる。
- 鏡は死後の自分の姿を映す。
- 鏡は霊を呼び起こす道具である。
- 鏡は死後の世界とつながっている。
- 合わせ鏡には見てはいけないものが映る。
特に合わせ鏡については、無限に映る像に恐怖する人がいます。
無限を連想させるものに恐怖する無限恐怖症については、以下の記事をお読みください。
無限恐怖症の人は死恐怖症を同時に患っている可能性が高いです。死恐怖症については、以下の記事をお読みください。
鏡は世界を映し出しているに過ぎません。
しかし、その映し出された世界に違和感を覚える人がいるのも事実です。
その原因となるのは、以下の2つでしょう。
- 自分の視界に自分自身が現れる。
- 自分の視界と鏡の世界は左右が反転している。
このように、鏡に対してマイナスイメージを持つことや、鏡に映る世界に違和感を覚えることが鏡恐怖症の心理の1つです。
2.鏡恐怖症と醜形恐怖症の関連
自分の容姿に恐怖する人がいます。
このような症状を醜形恐怖症といい、主に思春期に発症するとされています。
醜形恐怖症の人は、自分の容姿を確認するために、鏡を何度も何度も見てしまうことがあります。
鏡に映った自分の容姿が理想やイメージ通りだった場合は安堵し、そうでない場合はひどく落胆します。
通常、鏡を見る行為は身だしなみを整えるというエチケットが目的ですが、醜形恐怖症の人にとっては不安を解消するということが目的になります。
このため、鏡を見る行為自体がストレスを伴うものとなり、醜形恐怖症が悪化すると鏡自体が怖くなり、鏡を避けて生活する人もいるのだとか。
中にはガラスやスプーン、水面など、自分が映り得るすべての物を避けるようになり、日常生活に大きな支障をきたしている人もいるそうです。
詳しくは以下の記事をお読みください。
3.鏡恐怖症関連映画3選
鏡恐怖症に関連する有名映画を3つ紹介します。
鏡恐怖症を克服するヒントが隠されているかもしれません。
①オキュラス/怨霊鏡
オキュラス/怨霊鏡(原題:Oculus)は2013年にアメリカで製作されたホラー映画です。こちらで視聴できます。
②ミラーズ
ミラーズ(原題:MIRЯORS)は2008年にアメリカで製作されたホラー映画です。こちらで視聴できます。
③Reflect/リフレクト
ディズニーが「醜形恐怖症」を題材にした新作映画を発表しました。公開は2023年以降の予定です。
今回はここまでです。
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