失笑恐怖症とは?
失笑恐怖症を診断したい。
診断恐怖症に苦しむ有名人を知りたい。
そんなあなたの疑問にお答えします。
本記事では失笑恐怖症の解説の他、失笑恐怖症診断テストなどを紹介していきます。
また、失笑恐怖症に苦しむ例として映画『JOKER』や、蛭子能収さんやジミー大西さんの例を紹介していきます。
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✓本記事のテーマ
【失笑恐怖症診断テスト】ジョーカーや有名人も苦しむ奇病とは?
✓本記事でわかること
失笑恐怖症とは/診断テスト/失笑恐怖症が悪化するシチュエーション/失笑恐怖症に苦しむ有名人他
失笑恐怖症と診断テスト・有名人情報
1.失笑恐怖症とは?
失笑恐怖症(laughterphobia)とは、笑ってはいけない場面で意思に反して笑ってしまうことに恐怖する症状で、対人恐怖症の一種です。
例えばお葬式や重要な会議など、絶対に笑ってはいけない場面で笑ってしまい、周囲から変な目で見られてしまいます。
本人は笑ってはいけないと強く意識しますが、そのことがストレスとなり、ストレス回避のためについ笑ってしまいます。
当然、周囲の理解は得られず反感を買ってしまうことも。
本人は失笑恐怖症に苦しんでいますが、周囲からは「馬鹿にしている」「ふざけている」「サイコパスではないか」などと揶揄されてしまうこともあります。
そういった周囲からの反感がさらにストレスを生み、症状が悪化するという負のスパイラルに陥ってしまいます。
お葬式で笑ってしまう有名人として、蛭子能収さんが有名です。そのため、『蛭子病』といわれることもある恐怖症です。
なお、似た名前の恐怖症に「笑われ恐怖症」というものがありますが、まったく異なる恐怖症です。
笑われ恐怖症は、常に自分が嘲笑されていないか心配し、笑いを恥と捉えるような恐怖症です。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
https://gachi.blog/gelotophobia/
2.失笑恐怖症診断テスト
失笑恐怖症の人は以下のような特徴を持つ場合があります。いくつ当てはまるでしょうか?
上の3つは1つでも当てはまれば失笑恐怖症の可能性が高いと思います。
- 笑ってはいけない場面で笑ってしまはないか心配。
- 絶対に笑ってはいけない場面で症状が悪化する。
- 緊張したりストレスがかかると笑いがこみあげてくる。
- 極度のあがり症である。
- 辛い体験を笑って乗り越えてきた。
失笑恐怖症の人は、「笑ってはいけない場面で笑ってしまわないか」と過度に心配してしまいます。
普通、笑ってはいけない場面で笑うという考えがないため、多くの人はこのような心配が生じません。
しかし、失笑恐怖症の人は「万が一笑ってしまったらどうしよう」と恐怖するのです。
結婚式のスピーチ中や会議での重役の発言中など、重大な場面になればなるほどその症状が強くなります。
失笑恐怖症の人が笑ってしまう一因は、緊張やストレスからの逃避にあります。
例えば極度のあがり症の人が、誰かと話して笑うことで緊張が緩和する場合、緊張に対する逃避行動として「笑い」を選択しやすくなります。
また、戦争の帰還兵の中には失笑恐怖症の人が多いといいます。辛い体験を笑う声で乗り越えてきた人ほど失笑恐怖症になるリスクが高いといえます。
3.失笑恐怖症の人が恐怖するシチュエーション
- お葬式
- 結婚式
- 重要な会議
- 説教中
- 満員電車
- 人の怪我や失敗を見たとき
- 病院での治療中
- 学校での発表会
- スピーチするとき
- カラオケで歌うとき
定番はお葬式です。絶対に笑ってはいけない場面であればあるほど、失笑恐怖症の症状は悪化します。
結婚式でも、周囲が和やかな場面より、誰かが緊張しながらスピーチをしているとき、新郎新婦が誓いを交わす瞬間などの方がリスクが高まります。
また、会議の重要局面や上司に怒られている瞬間、満員電車で静かにしなくてはいけないと感じたときなどもリスクが高まります。
中には友人の怪我や失敗を見たときに爆笑してしまう人もいるそうです。気持ち的には心配しているのですが、気づいたら笑ってしまって険悪なムードになってしまうそうです。
さらに、歯医者の治療で口を開けたときに爆笑してしまう人や、発表やスピーチで緊張し過ぎてしまい笑ってしまう人もいます。
みなさんもカラオケで笑いながら歌う人を一度は見たことがあるのではないでしょうか?
この行動は緊張や失敗を恐れた行動です。この行動からもわかる通り、誰でも起きる可能性があるのが失笑恐怖症なのです。
4.失笑恐怖症の有名人
①ジョーカー
失笑恐怖症を世界的に有名にしたのは、2019年公開の『JOKER』でしょう。
失笑恐怖症に苦しむホアキン・フェニックス演じるアーサー・フレックが、JOKERという怪物に変容するまでのストーリーを描いた作品です。
☛こちらで視聴できます。
②蛭子能収
日本で失笑恐怖症を有名にしたのは、作家でありタレントの蛭子能収さんでしょう。
☛蛭子能収さんの作品はこちら
③ジミー大西
ダウンタウンの笑ってはいけないシリーズでもお馴染みのジミー大西さんも、失笑恐怖症をお持ちのようです。
☛ジミー大西さんの出演作などはこちら
5.twitterの声
今回は失笑恐怖症についてでした。
ダウンタウンの笑ってはいけないシリーズが成立するように、誰でも笑ってはいけない場面で失笑してしまうリスクがあります。
☛笑ってはいけないシリーズはこちら
人は禁止をされるとかえってやってみたくなってしまいます。これをカリギュラ効果といいます。
また、忘れようとするとかえって忘れてしまうことをシロクマ効果といいます。詳しくは以下の記事をお読みください。
今回はここまでです。
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