穴恐怖症とは?
ダム穴恐怖症や集合体恐怖症との違いは?
今回はそんなあなたの疑問にお答えします。
本記事では穴恐怖症について原因の解説の他、ダム穴恐怖症や集合体恐怖症などの類似症状についても解説します。
✓恐怖症一覧
✓本記事のテーマ
穴恐怖症とは?ダム穴恐怖症や集合体恐怖症との関連とは?
✓本記事でわかること
【穴恐怖症とは?】穴恐怖症と原因/ダム穴恐怖症/集合体恐怖症
1.穴恐怖症とは?
穴恐怖症(holeophobia)は穴に対して恐怖を感じる症状です。
上の写真のように、大きくぽっかりと空いた穴に恐怖を感じます。
特に黒く巨大な穴に恐怖を感じることが多いです。ブラックホールや深い洞穴などの写真を見ると卒倒しそうになるという人もいます。
このような巨大な穴に恐怖を感じる心理はいくつかあると考えられます。
前提として、ぽっかりと空いた穴が未知のもの、得体のしれないものに感じられるということです。
①穴に吸い込まれるイメージ
大きな穴に引きずり込まれていくような気がします。
底なし沼やブラックホールのイメージです。
吸い込まれたら最後、一生抜け出せないという恐怖を覚えます。
②終わりのない空間への恐怖
果てしない空間に恐怖を覚えます。
海洋恐怖症の人や広場恐怖症の人が同様の感覚を持つことがあります。
例えば広場恐怖症の人は、市場や駐車場のような広大な空間でパニック症状が現れた時、誰にも助けてもらえないのではないかという強い不安が生じることがあります。
③何かが出てきそうな恐怖
何かが潜んでいるような感覚です。
得体のしれない何かに襲われそう、何か未知なる生物が出てきて引きずり込まれそうなどの恐怖を覚えます。
私も小さいころ、トンネルや道路の側溝を見てそのように感じたことが何度かあります。
④落ちたときの恐怖
穴に落ちてしまったらどうしようという恐怖です。
高所恐怖症の人も同じような感覚を持つことがあります。
穴恐怖症の人が大きな穴を見てしまった時にパニック症状が現れ、実際に転落してしまうこともあり得るので注意が必要です。
2.ダム穴恐怖症とは?
ダムの穴に恐怖を感じる症状です。
穴恐怖症と分けて考えることもあれば、穴恐怖症の一つであると考えることもあります。
穴恐怖症の一つと考えた場合、穴恐怖症と類似した理由で恐怖します。
一方、巨大な建造物に恐怖を感じる人もいます。
巨大建造物恐怖症の人は圧倒的な存在感に足がすくんでしまうことがあります。
このような人はダムの存在そのものに委縮してしまう恐れがあります。
3.集合体恐怖症とは?
集合体恐怖症(trypophobia)とは、小さな穴や斑点、粒の集合体に対する恐怖症のことです。
集合体恐怖症として有名なものが、蓮の実です。蓮コラという言葉もネットスラングとして一時期流行りました。
集合体恐怖症はイチゴのツブツブや皮膚の湿疹のブツブツなどに嫌悪感を示します。中には水玉模様に嫌悪感を示す人もいます。
この中で蓮の実やボタンの穴など、小さな穴の集合体に恐怖を覚える人がいます。
このようなケースも穴恐怖症として扱われる場合がありますが、広大な穴に恐怖する心理とは異なった理由が原因となります。
私は軽度の集合体恐怖症です。
私の場合だと、皮膚に何かが寄生するイメージや皮膚に湿疹がでるイメージをしてしまい、体中が痒くなってしまいます。
毒物を連想することが原因と考える人もいるそうです。有毒生物の中に無数の斑点を持つものが多いという根拠です。
ただし、集合体恐怖症の原因は現在では解明されていないとされています。
詳しくは以下の記事をお読みください。
今回は穴恐怖症に関してでした。
その他の恐怖症については、こちらをご覧ください。
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